「大阪コミコン2023」で見るべきスポットは？『タイタニック』の衣装から、ガチで怖いお化け屋敷まで！

インテックス大阪にて開催中のポップ・カルチャーの祭典「大阪コミックコンベンション 2023」(略称：大阪コミコン2023)。大阪で初開催ということでも大きな盛り上がりを見せている本イベントは、ハリウッドセレブのサイン&写真会、ステージイベントが見どころではあるが、アメコミや映画に関連した企業ブースの出展、実際に劇中で使用されたプロップ(小道具)が展示されていることもファンにはうれしいポイント。本稿では本日の2日目、あすの3日目に来場する人たちに向けて、会場内の注目スポットを紹介していきたい。

コミコンと言えば、実際に映画に使われた“プロップ”の展示が名物の一つ。大阪コミコンでも、「バットマン」や「スター・ウォーズ」といった人気シリーズの衣裳や乗り物、模型が展示されている。さらに今回は、今年で公開25周年を迎え、リバイバル上映も大ヒットした『タイタニック』(97)から、劇中で使用されたジャック(レオナルド・ディカプリオ)とローズ(ケイト・ウィンスレット)のコスチュームもラインナップ。

このほか大阪＝浪速ということで、「ロッキー」シリーズからもグローブやショーツ、パンツなど貴重なアイテムが並んでいるほか、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(06)で実際に使用された「マツダRX-7」や「日産フェアレディーZ」を含む、「ワイルド・スピード」シリーズに関連した11台にも注目だ。

来場者が実際に体験できるアクティビティがあるのも本イベントの特徴。垂直4mにもなる吠える巨大T.REX(レックス)ら動く恐竜たちがお出迎えしてくれる本格派恐竜展「ジュラシック ダイナソー エクスペリエンス」、超大型巨人のヘッドバルーンが目立つ「進撃の巨人」とコラボしたイライラ棒「time attack on titan」などが興味をそそるはず。

また、世界最大級のオーディオエンターテインメントサービス「Amazonオーディブル」のブースでは、マーベル新作オリジナルポッドキャスト「Marvel’s・ウェイストランダーズ」が試聴でき、無重力状態を再現した椅子を用いることで没入感あふれるリスニング体験が味わえるそうだ。

ステージとブースが連動した、ホラーな展示も見逃せない。昨年11月に開催された「東京コミコン2022」で盛況となった「東京“怖”コン」ステージが、「大阪“怖”コン」ステージとして、本日6日に大阪の地でも開催される。このステージは二部構成になっており、第一部には『忌怪島／きかいじま』(6月16日公開)より清水崇監督、生駒里奈、川添野愛らが登壇してのトークセッションが行われる。第ニ部では「DVD&動画配信でーた」誌の読者が選んだ“人気ホラーキャラベスト10”を、同誌の西川編集長登壇のもと発表。清水監督に加えて、ホラー好きグラビアタレントのRaMu、映画評論家の氏家譲寿(ナマニク)らも参加する。

この「大阪“怖”コン」が出展しているブースでは、ホラーファン注目の書籍やムビチケ前売券、『忌怪島／きかいじま』とコラボしたTシャツ等のグッズを販売。さらに、アメリカのホラーハウスで実際に稼働する機材を使用した、本格的なお化け屋敷イベント「大阪“怖”コン ホラーハウス」も同時開催しており、ホラー映画の世界に入り込んだようなスリルには、初日より長蛇の列ができていた。

「大阪“怖”コン」ブースの岡崎店長は、『忌怪島／きかいじま』とのコラボTシャツについて、「ホラーファンのためにと企画し、実現にこぎつけた商品です。コミコン会場での限定販売となっていますので、ぜひ実際に手に取ってみていただきたい」と熱を込める。このTシャツは本日までの販売となるため、会場に訪れた方は是非ブースに立ち寄ってみてほしい。

このほか、会場内には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：VOLUME 3』(公開中)や『スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバース』(6月16日公開)など話題&注目作のブース、アメコミヒーローたちのスタチューも設置。サイン&写真会、ステージイベントを楽しみながら、是非ともこれらのブースやプロップもチェックしてみてほしい。

※岡崎店長の崎はたつさきが正式表記。

取材・文/平尾嘉浩