村井國夫「インディ・ジョーンズ」シリーズ全作の吹替制覇に会場から万雷の拍手!「僕のハリソン、インディ?」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
村井國夫「インディ・ジョーンズ」シリーズ全作の吹替制覇に会場から万雷の拍手!「僕のハリソン、インディ?」

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村井國夫「インディ・ジョーンズ」シリーズ全作の吹替制覇に会場から万雷の拍手!「僕のハリソン、インディ?」

世界中で人気を誇るアドベンチャー・シリーズの最新作にして、ハリソン・フォードがインディ・ジョーンズを演じる最後の作品『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(6月30日公開)の公開記念イベントが6月7日にTOHOシネマズ日比谷で開催。インディ・ジョーンズの日本版声優である村井國夫、シリーズのファンであるお笑いコンビのミキ(昴生、亜生)が登壇し、村井が、シリーズ全作のインディ役をコンプリートしたことを明かすと、シリーズファンが集った会場から大きな拍手が上がった。

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』公開記念イベントが開催された
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』公開記念イベントが開催された

考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが、様々な危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げていく姿を描く本シリーズ。『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(81)、『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』(84)、『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』(89)、『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』(08)に続く最新作では、“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝を巡り、インディが因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと全世界を股にかけて陸・海・空と全方位で争奪戦を繰り広げる。

シリーズの魅力を語った村井國夫
シリーズの魅力を語った村井國夫

6月30日の金曜ロードショーでオンエアされる4作目『クリスタル・スカルの王国』では、新たに村井がインディ役を録音したバージョンが初放送される。これでシリーズ全作のインディ役を制覇した村井は、これまでは「実は3本しかやっていないんです」と振り返り、「今回、初めて4本目を入れた(録音した)んです。4本目の時は若い俳優さんに取られてしまいまして」と苦笑い。「でも今回できたんですよ。新しく入れたんです」と語り、大きな拍手を浴びた。村井が「本当に喜んでくれている?」と疑うと、会場は大歓声で「イエス」の意思表示。村井は「うれしい。僕のハリソン、インディ(いい)?ジョーンズ(上手)にできたよ」とダジャレをお見舞いして、笑いを誘っていた。

【写真を見る】ミキがインディ風衣装で「インディ・ジョーンズ」のネタを披露!
【写真を見る】ミキがインディ風衣装で「インディ・ジョーンズ」のネタを披露!

シリーズの魅力について、「インディは、冒険したいという少年の心をいつまで経っても持っている。その活劇、冒険がなによりも楽しく観られるシリーズ」と分析した村井。ミキの2人は「家族で観ていた」と声をそろえ、亜生は「オトンとオカンも好きで観ていた」、インディ風の衣装を身にまとった昴生も「すべてのシーンが胸に刻まれている」と吐露。ミキはシリーズファンとしてインディ愛の詰まった漫才を披露したが、「ミキが大好き」という村井がネタに参戦する場面もあり、その自由な振る舞いとミキとの丁々発止のやり取りに会場も大爆笑だった。

シリーズを振り返りながら、最新作への期待を語った
シリーズを振り返りながら、最新作への期待を語った

6月30日からは、シリーズの最新作にして、ハリソン・フォードがインディを演じる最後の作品となる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が公開となる。村井は「僕も仕事をなくしますね」とこぼして会場を笑わせ、「これでもう観られないんだと思うと残念な想い。僕は最初に、1981年にインディを演じた。その前に僕は、『スター・ウォーズ』のハン・ソロ(の声優)もやっているんです」とフォードとの縁を口にした。「最後の作品は、『レイダース』に戻る原点復帰のような活劇をリアリティを持ってやっている。これはすごく楽しい」と語ると、昴生は「予告編を観たら、インディの若いころのシーンもあった!あのシーンはどうなっているんだろう」と期待感たっぷり。インディの若いころのシーンも村井が演じたそうで、「アメリカに録音したものを送ったら、『このシーンはもっと若くして』と言われて。もう一回やり直しました」と裏話を明かしていた。


さらに村井は「得意の『ヘビは嫌いなんだ!ヘビって言うな!』というシーンも出てきますよ。昔(の作品でも)ありましたよね」とインディを演じながら、おすすめのシーンをアピール。これにはミキの2人も「生で聴けた!すごい!」と声を弾ませ、大興奮。村井は「いろいろなおもしろさが満載なので、ぜひ期待していただきたい」と大きな笑顔を見せていた。

取材・文/成田おり枝

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