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高橋一生主演『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』より美が極まる幻のアザーカットが解禁に

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高橋一生主演『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』より美が極まる幻のアザーカットが解禁に

20年末より高橋一生を主演に迎え実写ドラマ化された「岸辺露伴は動かない」の劇場版作品『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』。現在公開中の本作より、幻のアザーカットが特別公開となった。

【写真を見る】岸辺と泉をモノクロームで映した幻のアザーカットが解禁
【写真を見る】岸辺と泉をモノクロームで映した幻のアザーカットが解禁 [c]2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 [c] LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

シリーズ累計発行部数1億2千万部超を誇る荒木飛呂彦の大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ「岸辺露伴は動かない」。主人公は、相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気漫画家、岸辺露伴。彼が遭遇する奇怪な事件に立ち向かう姿を描く本シリーズだが、本作はその初となるフルカラー読切の人気エピソードを映画化。岸辺の最大の事件を題材に、最高潮の芸術とエンタテインメントが融合した極上サスペンスが展開する。

今回解禁された幻のアザーカットは、ルーヴル美術館の裏手にあるリヴォリ通り、歴史的建造物など芸術の香りが息づくドーム通りの階段で、岸辺(高橋)と泉京香(飯豊まりえ)が見事に溶け込んだ一枚。公開目前に、本作の舞台となった世界最大級の美術館、ルーヴル美術館でも最高級に美しい空間として知られるアポロン・ギャラリーで、岸辺を演じる高橋一生が流石の品格で優美に佇むビジュアルが解禁されたが、このたび解禁されたのは、その際に採用されなかった幻のアザーカット2点。1枚目のカットで捉えられているのは、黒のロングコートを身にまとい、街灯にもたれ一人佇む岸辺の姿。事件の不穏さをにじませる、ミステリアスなカットだ。もう1枚は、地元民も愛するというフォトジェニックな階段の上で、襟元に手を添えて物思いにふける岸辺と、少しおどけたような様子で見つめている担当編集の泉をモノクロームで写したもの。劇中シーンでも登場するこの階段はドーム通りにあり、人通りも激しくなくゆったりとした時間が流れ、芸術の香りが息づいている場所だ。

撮影で初めてフランスを訪れた飯豊はパリの印象について「これまで絵本やテレビでしか見たことがなかった街を訪れて感動しています。しかも私にとって大切な作品の撮影で来られたのですからなおのこと。オシャレにしても、パリにいるとのびのびとできる感じがします」と喜びを滲ませながら語っている。また、撮影を担当した写真家の菱川勢一は「その場で生まれるものを大事にしたい」という思いで、撮る場所だけは事前に決定していたが具体的な構図までは作り込むことなく、現場でもかなり自由な雰囲気で撮影を行ったという。最終的に本ポスターに採用されたショットも同様で、いずれも限られたスケジュールの中で、移りゆく空模様や、パリのロケーションとのバランスなどに、様々な試行錯誤を重ねたものばかりだ。

また、先日公開記念舞台挨拶に登場した高橋は、作品の消費スピードが速まっている時代性にも触れながら「これは原作にも書かれていることですが、露伴の露には儚いという意味が込められているそうです。僕は俳優としてその儚いものとともに過ごしていきたいと思っています。皆さんも皆さんなりにこの儚いものとともに過ごしていただき、『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』を長く大切にしていただきたいです」と力を込めて挨拶した。


公開3週目を迎えなおリピーターも続出している本作。数々の芸術的ショットがそのままスクリーンで動きだすかのような美しい映像をぜひ劇場で堪能してほしい。

文/鈴木レイヤ

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