ぼる塾、『BAD LANDS バッド・ランズ』の安藤サクラにぞっこん!「すべてかっこよすぎる」 - 3ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ぼる塾、『BAD LANDS バッド・ランズ』の安藤サクラにぞっこん!「すべてかっこよすぎる」

インタビュー

ぼる塾、『BAD LANDS バッド・ランズ』の安藤サクラにぞっこん!「すべてかっこよすぎる」

「あんりはカッコいい。『ぼる塾』のネリです」(きりや&田辺)

――皆さんにとっての憧れの女性像とは、どのようなものでしょうか。身近にはいらっしゃいますか?

きりや「ネリのような、決断力のある人に憧れます。私は優柔不断で、スタイリストさんが何着か衣装を用意してくださると、ものすごく悩んでしまうんです。そういう時は『どっちの私が見たい?』と相談して、決めるようにしています」

あんり「こっちもそれが面倒くさくて、もう無視しているんですよ(笑)」

きりや「(爆笑)。あと仕事ができる女性もカッコいいですね。身近な人で言うならば、やっぱりあんりはカッコいいなと思います」

あんり「なにそれ!はるちゃんに憧れられているなんて、感じたことなかったよ!」

メンバーから「憧れている」と告白され、大照れのあんり
メンバーから「憧れている」と告白され、大照れのあんり撮影/河内彩

きりや「実はそうなの!私たちは幼なじみで、小学生のころからずっと一緒にいるんです。誰より近くで、あんりが成長する姿も見てきました。お笑いを始めた時は、私から『やろうよ』と誘ったので、当初はあまりお笑いに興味がなかったあんりにとっては『はるちゃんがなんとかしてくれるだろう』という気持ちだったと思います。でも始めてみたところ、あまりにも私がネタを書けなさすぎて(苦笑)。あんりが『ダメだ、私が書く!』と決断してくれました」

あんり「最初に見たネタが、本当にひどくて(笑)!“これは人前ではできない。私が書くしかない!”と迷うことなく、立ちあがりました」

きりや「いまも、いつもみんなのことをフォローしてくれるし、気遣いもできる。すごいなと思います」

――決断力もあって、気遣いもできる。ちょっとネリと重なる気がします。

きりや「あんりは、私のなかのネリです!」

田辺「私は相手のことを思いやれる人に憧れるので、そういった意味だと、私もあんりはカッコいいなと思いますし、ネリのようだなと思います」

あんり「ちょっとやめてよ!恥ずかしい(笑)!」

「あんりはすごいんです!」と尊敬しきりの田辺さん
「あんりはすごいんです!」と尊敬しきりの田辺さん撮影/河内彩

田辺「本当なのよ。そしてあんりは、自分のことでは泣かないのに、誰かのために泣ける人なんです。でっかい肉を2人で一緒に食べていたことがあるんですが、その時にある人が傷ついたことを耳にしたあんりが、その人を『守れなかった!』とずっと泣いていたんです。でっかい肉を前にしながらも、それを食べずにですよ!私は食べたくてしかたなかったのに(笑)。あんりの思いやりは、本当にすごいんです」

あんり「なんだか今日はおかしいなあ。やりづらいよ(笑)!でも、普段そういった話は聞かないので、近くにいる人からそんなふうに言ってもらえてありがたいです。その時は仲間が傷ついたことを知って、なんだか泣いてしまったんです。私は一人では泣けるんですが、人前では泣くことができなくて。でも田辺さんの前だとなぜか泣ける。田辺さんには、南の島にいるおばあのような安心感や、いろいろなことを経験してきた懐の深さのようなものがあるんですよね。田辺さんはよく『アンタ、すごいね』と言ってくれたりもして、いつも私のことを見てくれているんだなと思って。頼りにしています」

――ステキな関係性です…!皆さんは一緒に映画を観に行くことはありますか?

あんり「以前、田辺さんと『RRR』を観に行きました!はるちゃんとも学生時代は、観に行ったよね。私は映画にそんなに詳しくないので、田辺さんからいろいろと教えてもらっています。鑑賞したあとに、一緒に観た人と話ができるのも楽しいですよね」

――本作は女性同士で観ても、いろいろな話で盛りあがりそうです。


ネリの上司のような高城を生瀬勝久が演じる
ネリの上司のような高城を生瀬勝久が演じる[c]2023『BAD LANDS』製作委員会

あんり「弟のジョーや、生瀬勝久さん演じるネリの上司のような高城、宇崎竜童さん演じるネリを助けてくれる曼荼羅など、彼女の周りにいる男性について“この人のここがおもしろい。ここが嫌だ!”という目線で盛りあがるのも、楽しそうですよね。またネリについて話すのも、きっと楽しいはず。ネリは、その存在をいつまでも自分のなかで持っておきたいような女性です。誰しもがなんらかの決断を下す時が来るだろうし、絶望的な状況に陥ることもあるはず。そういう時にネリの言葉や行動を思い出すと、絶対に勇気づけられると思います」

田辺「確かにそうだね。“人生、なにをやってもうまくいかないな”とネガティブな気持ちになっている人がネリを見たら、なにか突破口があるのかもと勇気をもらえる気がします。スカッとするし、ものすごく刺激的な映画なので、“なんだか最近つまらないな”という人にも観てほしいですね」

きりや「そう思う!“自分はこれからなにをしたらいいんだろう”“自分にはなにができるんだろう”と思った時に本作を観たら、ネリの判断能力や、彼女が戦っている姿が、なんらかのヒントになりそうだよね。仕事でミスをしてしまって悩んだ時には、“こういう時、ネリだったらどうするのかな”と思いだす存在になりそうです」

取材・文/成田おり枝


2人の生き方に、誰もが鼓舞される。『BAD LANDS バッド・ランズ』特集【PR】

関連作品

  • BAD LANDS バッド・ランズ

    4.1
    2914
    特殊詐欺に加担する姉弟が大金を手にしたことで巨悪から追われることになる、黒川博行の小説「勁草」を映画化