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第48回トロント国際映画祭で絶賛の嵐!『ネクスト・ゴール・ウィンズ』2024年2月に公開決定

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第48回トロント国際映画祭で絶賛の嵐!『ネクスト・ゴール・ウィンズ』2024年2月に公開決定

ジョジョ・ラビット』(20)、『ソー:ラブ&サンダー』(22)のタイカ・ワイティティが監督&脚本を務めた映画『ネクスト・ゴール・ウィンズ』の公開日が2024年2月23日(金・祝)に決定。現在開催中の第48回トロント国際映画祭でも絶賛を集めた本作の新ポスターも解禁された。

【写真を見る】映画『ネクスト・ゴール・ウィンズ』で第48回トロント国際映画祭に参加したタイカ・ワイティティ
【写真を見る】映画『ネクスト・ゴール・ウィンズ』で第48回トロント国際映画祭に参加したタイカ・ワイティティ[c]2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

この映画は『ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』(14)としてドキュメンタリー映画化もされた奇跡の実話をベースにしたスポーツ・コメディ。破天荒な性格でアメリカを追われたサッカーの鬼コーチが、ワールドカップ予選史上最悪の0-31の大敗を喫した米領サモアの代表チームの監督に就任し、選手とともに奇跡の1勝を目指す姿をコミカルに描いていく。

主人公のトーマス・ロンゲンを演じるのは「X-MEN」シリーズや『SHAME-シェイム-』(12)などのクールな役柄で知られるマイケル・ファスベンダー。本作ではワイティティも絶賛のコメディセンスで新境地を開拓している。米領サモア・サッカー協会会長のタビタ役にオスカー・ナイトリー、ロンゲンの元妻ゲイルを『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(22)、『透明人間』(20)のエリザベス・モスが演じる。

本作は第48回トロント国際映画祭でプレミア上映が行われ、上映後には集まった観客からのスタンディングオベーションが巻き起こった。上映後のQ&Aにはワイティティと米領サモアチーム元監督のロンゲン、FIFAワールドカップ初のトランスジェンダー選手として知られるジャイヤ・サエルアら、映画で描かれた本人たちが登壇。監督の演出手腕を本人たちも絶賛した。

映画祭では絶賛の嵐で迎えられた本作から新ポスターが解禁。ファスベンダー演じる鬼コーチのロンゲンをはじめ、各登場人物たちの個性豊かな表情が見てとれるビジュアルは、米領サモアチームの個性的で和気あいあいとした熱気と活力を感じさせてくれるデザインに仕上がっている。皆で円陣を組んでいるようなチーム感と負けても決してあきらめないポジティブなヴァイブスが感じられるのも印象的だ。


タイカ・ワイティティがすべての“負けを知る”人々へ贈る、笑って、泣けるスポーツ・ムービーとなっている本作。感動の物語を映画館のスクリーンで堪能したい。

文/スズキヒロシ

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