吉沢亮&宮崎あおい、超豪華クルーズ船に乗り込み感激!キスシーンには「ギュン!と来た」

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吉沢亮&宮崎あおい、超豪華クルーズ船に乗り込み感激!キスシーンには「ギュン!と来た」

吉沢亮と宮崎あおいをダブル主演を務め、坂元裕二が脚本を手がけたNetflix映画『クレイジークルーズ』(11月16日よりNetflixにて世界独占配信)の配信記念イベントが11月13日に行われ、吉沢と宮崎をはじめ、吉田羊、安田顕、瀧悠輔監督が出席。本編の舞台となる超豪華クルーズ船「MSCベリッシマ」に乗り込み、撮影を振り返った。

Netflix映画『クレイジークルーズ』の配信記念イベントが開催された
Netflix映画『クレイジークルーズ』の配信記念イベントが開催された

『怪物』(23)で第76回カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した坂元が脚本を担い、坂元とドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」でタッグを組んだ瀧悠輔が監督を務めた本作。エーゲ海に向かうクルーズ船を舞台に、バトラーの冲方優(吉沢)と、ある目的のために客船に乗り込んできた謎の女性・盤若千弦(宮崎)が、船上で起きた殺人事件の謎に迫っていくミステリー&ロマンティックコメディだ。

「MSCベリッシマ」は、世界最大級のイタリア国籍の超豪華クルーズ船
「MSCベリッシマ」は、世界最大級のイタリア国籍の超豪華クルーズ船

「MSCベリッシマ」は、約7000人が乗船可能な世界最大級のイタリア国籍の超豪華クルーズ船。本クルーズ船はコロナ禍で実際の撮影は止むなく断念したものの、実寸大で制作されたセットやVFX、CG技術によって再現され、本編の舞台にもなっている。監督、キャスト陣もこの日ようやく、本クルーズ船に乗り込むことができた。吉沢は「本来、撮影で来るはずだったベリッシマ号に、1年半越しで満を持して乗船できたことをすごくうれしく思います」とにっこり。宮崎は「ここまで来る途中、車で橋を渡ったので『船が見えるかな』と思ってのぞいていたんですが、『船がないな』と思って。パッと振り返ったらビルだと思っていたものが、船だった。想像も何倍も大きな船に驚いています。入ってずっとワクワクと浮き足立っています」とクルーズ船のスケール感に胸を躍らせていた。

吉沢亮、豪華クルーズ船に乗り込み「すごくうれしい」
吉沢亮、豪華クルーズ船に乗り込み「すごくうれしい」

間もなく配信日を迎える本作だが、脚本を読んだ感想を聞かれた吉沢は「坂元さんならではのユーモアがあふれている。おもしろおかしいなかにも、人間臭さや人間の本質が見え隠れするホンだと思った」と魅了されたとのこと。完成作を観て、「船で撮影することができなかったんですが、CGの力や壮大なセットの力で、『乗っているじゃん』というくらいすごい画になっていた」と実際に乗り込んでみると、船の様子が見事に再現されていたことを痛感したそうで、「違和感を感じさせない、すばらしい出来になっていた」と語る。

「ビルだと思った」と笑顔を見せた宮崎あおい
「ビルだと思った」と笑顔を見せた宮崎あおい

宮崎も「『ここで撮れたらよかったなぁ』という気持ちはどうしてもありますが、セットだからこそ撮れた画もある。時間や融通が利くなかで撮れたのは、結果的によかったなと思います」と吐露。船長役を演じた吉田は「船長ながら、本日初乗船。こんなに大きな船の船長だったのかと、責任感を感じるくらい圧倒されています」と微笑みながら、「私たちはどこがセットなのかということがわかっていますが、本編を観ていると本当によくできているなと思った。各セッション、プロフェッショナルの方が技術を費やしてつくった作品」と各部署の仕事ぶりに惚れ込んでいた。

ダブル主演を務めた吉沢亮と宮崎あおい
ダブル主演を務めた吉沢亮と宮崎あおい

また撮影現場では、豪華なケータリングがあったという。宮崎は「心のゆとりにつながる。スタッフの方も私たちも、その場所に行くとホッと一息つける。エネルギーをチャージして、『よし頑張ろう』と撮影に挑めるような場所だった。あのケータリングは、経験したことのないもの」と笑顔で回顧。瀧監督は「1回、宮崎さんがそこでスープを作ってくれた。コーヒーをもらいにいったら、宮崎さんが働いている日があった」と明かすと、宮崎は「アルバイトしていました」と照れ笑い。「自分の撮影がいろいろな事情で、なくなった日があって。じゃあ、時間がある。『バイトさせてください』と言って、(ケータリングのスタッフに)弟子入りさせてもらってエプロンをして、“あおい”という名札を付けて。その日(のメニュー)はちゃんこ鍋だったので、材料を切ったりして働いていました。それが幸せな思い出として残っています」と新鮮な体験ができたことをうれしそうに語っていた。

海を背景にフォトセッション!
海を背景にフォトセッション!

吉沢と宮崎は、2人でプールに飛び込むシーンも印象に残っていると話した。宮崎が「2人の関係性が少し変わる部分でもありますし、ちょっと青春映画を撮っているようなワクワクした感じがあった」と目尻を下げると、吉沢も「すごく楽しかったですし、またケータリングの話になってしまうんですが、その時に出ていた豚汁がすごくおいしくて。ちょっと寒かったんですが、プールに飛び込んで2人で震えている時に一緒に食べた味噌スープが、めちゃくちゃ沁みましたね」としみじみ。宮崎は「関係を深めるためには、一緒に食を楽しむというのは大事ですよね」と豚汁が心と体を温めてくれたと同調していた。


笑顔で撮影を振り返った
笑顔で撮影を振り返った

優と千弦の関係性の変化も見どころとなるが、安田は「宮崎さんと吉沢さんの、影絵のキス」のシーンがとても好きだといい、「映画でお客さんがときめくのは、人類がいる限りキスなのよ。そのキスがものすごくオシャレでキュート」と惚れ惚れ。クライマックスのキスシーンもインパクトがあったそうで「『何回すんのよ!』っていうくらいのキス。それがいやらしくなくて、すごくときめく。いいもん見たなって感じ」とニヤリとすると、吉沢も「僕も台本を読んでキュンキュンしちゃって。ギュン!と来ました」とときめいたことを告白していた。

※宮崎あおいの「崎」は「たつさき」が正式表記

取材・文/成田おり枝

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