グラミー賞受賞歌手の力強い歌声!ミュージカルとしてよみがえった『カラーパープル』最新予告映像
アリス・ウォーカーによるピューリッツァー賞受賞小説を1985年にスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化し、第58回アカデミー賞で10部門にノミネート。その後、ブロードウェイでミュージカル版が上演されるなど、長きに渡って語り継がれてきた珠玉の物語を、ミュージカル映画として再映画化した『カラーパープル』が2月9日(金)より公開される。このたび本作の最新予告映像が解禁された。
オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリーと、同じく作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズ、そしてスピルバーグがプロデューサーを務めた本作。主人公のセリー役を演じるのは、ブロードウェイ版でも同役を演じたファンテイジア・バリーノ。セリーの妹ネティ役を『リトル・マーメイド』(23)のハリー・ベイリーが演じ、ソフィア役をブロードウェイ版に引き続きダニエル・ブルックスが演じる。
このたび解禁された予告映像では、父親と夫に支配され最愛の妹とも生き別れた主人公のセリーが、自由で型破りな女性たちとの出会いをきっかけに、輝ける場所を見つけるべく不屈の魂で立ち上がる姿が、グラミー賞受賞歌手であるバリーノが力強く歌いあげる楽曲「I'm Here」と共に切り取られている。セリーと周囲の女性たちとの絆、己の運命に抗いながら自らの未来を切り拓いていくセリーの希望に満ちた姿に、魂を揺さぶられること間違いなしだ。
先ごろ発表された第81回ゴールデン・グローブ賞では、バリーノが主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)に、ブルックスが助演女優賞にそれぞれノミネート。クリスマスに公開された北米では公開から12日間で興収5000万ドルを突破するなど、興収、批評共に大成功を収めている本作。装いも新たに生まれ変わった希望の物語を、是非とも映画館のスクリーンで目から耳から存分に味わってほしい。
文/久保田 和馬