主題歌はスカートによる書き下ろし楽曲に!せつなさ溢れる『不死身ラヴァーズ』予告編映像
<スタッフコメント>
●松居大悟(監督)
「消えながらも突き進むラブストーリーには、透き通るようなメロディが流れたらいいなと思っていました。登場人物の心情を追い抜くことなく、追いかけることなく、並走しながら景色が広がるような。そんなことをイメージして、スカート澤部さんの歌声やメロディに憧憬を描いて、お願いしました。澤部さんは打ち合わせ時に、劇中でりのが歌う既成の楽曲があることを大事に思ってくださって、『主題歌は映画のためにも、自分がやらないほうがいい』と言っていて。その言葉を受けて、変ですけど、そう考えていただける澤部さんにぜひ主題歌もやってもらいたいなと思いました。作ってもらえないかな、どうかなとソワソワしてましたが、結果、映画音楽と主題歌の全てを澤部さんに手がけていただきました。そして、とってもいいんです!なにかをわかることではなく、わかったふりすることではなく、わかろうとすることに光が当たるような作品になった気がします」
●澤部渡(主題歌アーティスト、スカート)
「(松居監督のコメントにもありましたが)『不死身ラヴァーズ』のラッシュを観た時、りのが歌っている劇中曲こそこの世界の主題なのでは?と考えてしまい、実際にその曲の方が相応しいのではないか、と提案してしまったぐらいなのですが、監督から『その曲がエンディングだと、りのの物語になりすぎる』と言われた時に腑に落ちたのでした。りのでありながら、りのになりすぎず、物語を包めるような曲を書くのはとても気の張る作業でしたが結果的にすこし不思議で噛み応えのあるポップソングを投げることができていま(というか曲ができてからずっと)、私は本当に嬉しい気持ちでいます」
文/鈴木レイヤ
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