小島秀夫とジョージ・ミラーが熱いハグ!『マッドマックス:フュリオサ』ロンドンプレミア開催|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
小島秀夫とジョージ・ミラーが熱いハグ!『マッドマックス:フュリオサ』ロンドンプレミア開催

イベント

小島秀夫とジョージ・ミラーが熱いハグ!『マッドマックス:フュリオサ』ロンドンプレミア開催

「マッドマックス」シリーズ最新作となる『マッドマックス:フュリオサ』のロンドンプレミアが、現地時間5月17日(日本時間:5月18日)に開催され、アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワースら豪華キャストとスタッフのほか、特別招待ゲストとして世界的ゲームクリエイターの小島秀夫がレッドカーペットに登壇した。

再会を喜ぶジョージ・ミラー監督と小島秀夫
再会を喜ぶジョージ・ミラー監督と小島秀夫[c]2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

人気ゲーム「DEATH STRANDING」「メタルギア」シリーズなどで知られる小島は、「KOJIMA!KOJIMA!」と会場のファンから熱烈に歓迎された。「DEATH STRANDING」は、ノーマン・リーダスやマッツ・ミケルセンなどハリウッドの大御所俳優が多数登場しており、その続編が2025年にリリースされることが発表され、親交の深いジョージ・ミラー監督も出演予定だ。あらゆるメディアやSNSで「ジョージ・ミラーは僕の“神”」と公言するほど小島は、「高校1年生の時に衝撃を受けてから、僕の70%は『マッドマックス』でできている。このロンドンプレミアに参加できて、とても興奮しています。僕のなかで『マッドマックス』は、ものづくりのバイブル。映画とはこういうものだと教えてくれました」と“マッドマックス愛”を炸裂させた。

【写真を見る】アニャ・テイラー=ジョイがフラワーモチーフの大胆な衣装で登壇!
【写真を見る】アニャ・テイラー=ジョイがフラワーモチーフの大胆な衣装で登壇![c]2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

会場の熱気が最高潮に達したころ、テイラー=ジョイ、ヘムズワース、ミラー監督らも登壇。大きな歓声に包まれながら会場に集まったファン1人1人に丁寧なファンサービスをしながら挨拶した。シャーリーズ・セロンから“フュリオサ”のバトンを受け継ぎ、これまでの殻を破るような凄みのある熱演を披露する主演テイラー=ジョイは、「シャーリーズ・セロンは、とても上品で寛大で親切な方。このキャラクターを演じることについて会話をしました」と振り返った。

ジョージ・ミラー監督、アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース
ジョージ・ミラー監督、アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース[c]2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

さらに「最初に脚本を読んだとき、ジョージ・ミラー監督が創り上げたセンセーションナルなフュリオサというキャラクターに圧倒されました。そして、シャーリーズ・セロンが扉を開いたこのすばらしキャラクターを、私がしっかりと守る必要があり、フュリオサの物語をしっかりと伝える必要があると思いました」とコメントし「日本のファンの皆さんに、いち早く観てほしいです。チームで一丸となって一生懸命創り上げたこの作品を、日本で公開されることを楽しみにしています!」とメッセージを寄せた。

ディメンタス将軍役のクリス・ヘムズワース
ディメンタス将軍役のクリス・ヘムズワース[c]2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

続いてディメンタス将軍役で新たな一面を披露するヘムズワースは、「ジョージ・ミラー監督が創り上げる『マッドマックス』の世界の大ファンです。どの作品でも、多くの時間をかけて、常に挑戦をしていますが、この作品は、どんなに情熱と熱意を注いでも満足することがない挑戦的な日々を過ごしました。そして最後には“信じられるか?『マッドマックス』に出演しているんだよ!”ってチーム全員が感じる、とても特別な体験でした」と撮影を振り返った。

残虐非道な悪役、ディメンタス将軍役を熱演したクリス・ヘムズワース
残虐非道な悪役、ディメンタス将軍役を熱演したクリス・ヘムズワース[c]2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

また、ヘムズワースは「オーストラリアで育った私たちにとって『マッドマックス』は、アメリカの『スター・ウォーズ』や、イギリスの『ハリー・ポッター』のような象徴的な映画。だから、ジョージ・ミラー監督からオファーを受けて、この作品に参加できたのは、私にとって夢が叶った想いです。子どものころ、父親と一緒に熱狂したからね」とコメント。

さらに親日家でもあるヘムズワースは「日本は大好きな国です。最近に日本に滞在しましたが、日本という場所も、そこに住む皆さんも、とてもすばらしい。日本でこの作品を公開されるのが待ちきれない!絶対にこの作品を愛してくれるはず。ファンの皆さん、愛しています!」とアピールをした。

ジョージ・ミラー監督と小島秀夫が熱いハグ
ジョージ・ミラー監督と小島秀夫が熱いハグ[c]2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

小島とミラー監督は、熱烈なハグを交わし、まるで親友のような仲の良さを見せると、さっそく小島は「最高でした。期待値を遥かに超える作品。観るか、観ないかではなく、これからの人生で、何回観るのか、そんな映画です。シンプルだけれど、何回観ても観方が変わる。そんな映画なんてないです。特にバイオレンスの先を描く、エンディングがすばらしかったです」と本作を見ての感想を直接伝えた。

互いをリスペクトし合うジョージ・ミラー監督と小島秀夫
互いをリスペクトし合うジョージ・ミラー監督と小島秀夫[c]2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

ミラー監督は「とても会いたかったです。直接の対面は7年ぶりなので、嬉しいです。『DEATH STRANDING 2』の予告を拝見しました。彼の作品に出演できて光栄です。私には双子の兄弟がいますが、彼はまさにクリエイティブでの双子の兄弟のような存在。私には彼の考えや、デザインが見える。そして彼の作品からは、いつもパワフルな情熱が湧き出てくる。私は彼と非常に強いコネクションを感じます」と小島に対してのリスペクトを語った。

翌現地時間5月18日にミラー監督との対談を控えていた小島は、「『マッドマックス』は僕の心臓。僕の神から、そんなコメントをいただけるのは光栄です。聞きたいことがありすぎるので、楽しみにしています」と興奮冷めやらぬ様子。ミラー監督も「彼の頭のなかに入って、なにを考えているのか、彼のクリエイティビティを覗いてみたい。とても楽しみにしています」とまるで少年のような笑顔で期待を寄せた。


豪華キャストやスタッフ陣が集結
豪華キャストやスタッフ陣が集結[c]2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

ド派手なカーアクションや『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)から引き続き登場するクールで狂った武装集団ウォーボーイズたちなど唯一無二の“マッドマックスサーガ”の世界観に加え、テイラー=ジョイが魅せるフュリオサの新たな一面や、そしてヒーローのイメージが強いヘムズワースが演じる残虐非道な悪役、ディメンタス将軍など、見どころ満載の本作。まだまだ本作について語り足りない様子の小島とミラー監督による貴重な対談は、後日公開される予定だ。

文/山崎伸子

関連作品