「エイリアン史上最高の出来栄え」「美しさすら覚えた!」全米大ヒットの『エイリアン:ロムルス』はやっぱりすごかった‥!
「恐怖体験は過去最高」「また観に行きたい」…「エイリアン」ファンもビギナーも評価は◎
本作の監督を務めたのは、「ドント・ブリーズ」シリーズ、ベストセラー小説「ミレニアム」シリーズが原作の『蜘蛛の巣を払う女』(18)などで知られるフェデ・アルバレス。おもにホラー、スリラーの分野で才能を発揮してきた鬼才で、視覚的、精神的にもじわじわと恐怖感を積み上げていく演出は今回も健在だ。その出来栄えについては、製作で参加したシリーズの“創造主”スコットも「クソすばらしい」と絶賛している。アルバレスが監督になったことにより、「生き急いだ若者たちを描くのが上手い」(10代・男性)や「驚かす演出が見事」(30代・男性)のような効果があったようで、大きな反響を呼んでいることがわかる。
「音や呼吸などの描写にとてもこだわっている」(30代・男性)
「暗さと恐怖を撮るのが上手い。『死霊のはらわた』も好きなのですが、生き残るための足掻きとそれが絶望へと変わる瞬間との撮り方が本当に怖くておもしろかった」(40代・女性)
「観ているこちらまで思わず黙って見入ってしまう」(40代・男性)
「“音を立てたら相手が気づく”というシチュエーションがありましたが、やはり手に汗握りました」(20代・男性)
アルバレス監督は本作について、「もしどの『エイリアン』も観たことがないのであれば、(『エイリアン:ロムルス』が)最初の1本となるすばらしい機会になる」と説明。入門編として最適である一方で、第1作をはじめシリーズを観ているとわかるイースターエッグもちりばめられているので、ファンにとってもうれしいサプライズにあふれた作品になっている。ビギナーとシリーズファン、それぞれどのような感想を持ったのだろうか?
シリーズ往年のファンからは、「より原点に近づいた」(50代・男性)、「『エイリアン』を初めて観た時のような気持ちのよい怖さがありました」(30代・男性)、「もう一度シリーズを観返したくなった」(40代・男性)といった回答があり、過去作とのつながりを感じている。
「いままでの『エイリアン』シリーズを彷彿させるシーンが多く、ファンサービスも最高でしたし、恐怖体験は過去最高でした」(30代・男性)
「どの形態のエイリアンも魅力的に描こうとするのが伝わってきてよかったです」(50代・女性)
「『エイリアン』を知らない人にも自信を持っておすすめしたい。『エイリアン』を知っている人はいろんな箇所でほかのシリーズとつながる部分を発見できるので、宝物探しのように楽しめる」(40代・女性)
こういったファンならではのコメントが並ぶと、過去作を観ていたほうがいいのでは?と思うかもしれないが、「シリーズを観てない人でも楽しめるところがいい」(50代・女性)という言葉もあるように、初見の人も楽しめる作品になっている。ビギナーからは、「とっても楽しかった」(30代・女性)、「特に後半が怖かった。でもまた観に行きたいです」(40代・女性)、「エイリアンの恐怖感だけでなく、そのなかに訴えるべき内容が描かれている深い作品だと思いました」(40代・男性)といった感想が続くなど、本作を称賛する声は後を絶たない。
あなたはこの「生存率0%」を生き残れるか?
「逃げ切れるか?生存率0%の絶望から…」と銘打たれた本作。試写会のアンケートには「あなただったらこの生存率0%の状況から逃げられると思いますか?」という項目も用意。蓋をあけてみると、96%が「無理」「逃げられない」という回答だったが、なかには「戦います」という勇ましい回答も返ってきていた。
「逃げられません…泣きます(笑)」(30代・女性)
「たぶん逃げ切れると思う」(40代・男性)
「逃げられないけど、なんとか若い連中は助けて散りたいですね」(50代・男性)
「もちろん逃げません、戦います」(20代・男性)
絶望的な状況におけるサバイバルを徹底的に突き詰めた『エイリアン:ロムルス』。果たして、6人の若者たちはエイリアンの脅威から生き残ることができるのか?圧倒的な臨場感でリアリティあふれるスリルを味わうことができる本作を、ぜひ映画館で体感してほしい。
構成・文/平尾嘉浩