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間宮祥太朗が熱烈なプロポーズ!「一緒に生きていきましょう!」

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間宮祥太朗が熱烈なプロポーズ!「一緒に生きていきましょう!」

日本映画界に強烈なカウンターパンチを食らわす狂悪エンタテインメント『全員死刑』の初日舞台挨拶が18日、東京・渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷で開催され、間宮祥太朗、毎熊克哉、六平直政、入絵加奈子、清水葉月、小林勇貴監督が登壇。これが映画初主演となる間宮は「一生に一度の初主演映画。本当の公開が待ち遠しかったです」と喜びの表情を見せた。

本作は2004年に福岡県で起きた大牟田4人殺害事件の実行犯であり、現在も投獄されている一家の次男が記した手記をベースにしたバイオレンス映画。弱小ヤクザの家に生まれた次男のタカノリは、借金に苦しむ家族を救うため、兄のサトシと一緒に近所の資産家の家に強盗に入ることを計画する。ところがはずみで人を殺してしまったタカノリは、家族を守るために、狂気じみた連続殺人をすることになってしまう。

初主演映画でいきなり強烈すぎる役を演じたことに間宮は「最初は迷ったけれど、監督と直接話をしたときに、すごいものが作れる予感がした」と振り返る。そして映画愛あふれる小林に対し「僕も同じように映画が好きでこの世界に入りました。なので、この映画だけでなく一生添い遂げたいと思います」と宣言。それには小林も顔をほころばせた。

本作でメガホンをとったのは、デビュー作『孤高の遠吠』でカナザワ映画祭やゆうばりファンタスティック映画祭などで高い評価を集めた27歳の新鋭・小林勇貴。“狂気の新人監督”と称され、園子温、白石和彌につづくハードバイオレンスの作り手として期待されている彼が、本作でついに商業デビューを果たしたのだ。

この舞台挨拶の前日には白石の最新作『狐狼の血』の関係者向け試写の場で「東映実録映画」の復活を高らかに宣言した小林は、本作で往年の日活映画を彷彿とさせるパワフルで荒削りな作品を生み出した。日本映画の黄金時代への愛情が全身から溢れ出る彼に、ベテラン俳優の六平は「深作監督や伊丹十三監督に負けないセンスの持ち主。放っておいても大監督になる」と太鼓判を押す。

そして舞台挨拶では、間宮の初主演と小林の初商業という2つの記念すべき事柄が重なった本作を祝い、相思相愛の間宮と小林で、結婚式さながらのファーストバイトをするイベントが決行された。2人の顔が描かれたケーキが運ばれてくると、登壇者たちはそのケーキのクオリティの高さに興味津々の様子。

小林がケーキをすくい「一生俺の映画出てくれよ!愛してる!」と叫びながら間宮にケーキを食べさせると、その想いへ返事として、間宮はスプーンに乗り切らないほど大量のケーキを小林の口に運ぶ。そして「一生添い遂げましょう。映画で一緒に生きていきましょう!」とプロポーズ。強い絆で結ばれた2人が、今後さらに凄い日本映画を作り出すことに、大いに期待したい。

取材・文/久保田和馬

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