12月1日は“大泉洋の日”!?同日公開の2作で熱血探偵と狂気の父親、相反する演技を披露
北海道発の伝説的バラエティ番組「水曜どうでしょう」で一躍人気者となり、今では映画、ドラマ、舞台で大活躍中の大泉洋。そんな彼が出演する2本の映画が12月1日(金)に公開される。そこで大泉は全く異なる個性を持つキャラクターを熱演。俳優としての彼の振り切り具合に注目したい!
体を張って事件解決に奔走する“探偵”に!
まずは、東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を映画化した人気シリーズの最新作『探偵はBARにいる3』。大泉は本作で4年ぶりに探偵を演じ、松田龍平演じる相棒の高田とともに、女子大生失踪事件の解決に乗り出し、事件の裏で暗躍するモデル事務所の美人オーナーに翻弄されていく。このシリーズといえば、探偵が命がけで事件を解決に導いていくのが見どころの一つだ。
最新作でも、高田とのコンビネーションを活かしたハードな大立ち回りは当たり前。なんと劇中ではパンツ一丁というあられもない姿で船首に縛り付けられ、吹雪の海に放り出されるという、観ている側にも寒さが伝わるような危険なシーンに挑戦している。またシリーズの特徴でもあるコミカルさとハードボイルドさのバランスも絶妙で、北川景子演じるモデル事務所オーナーと織りなす過去の因縁を絡めたドラマも切ない。コメディから人間ドラマまで自在に演じ分ける大泉の個性が存分に活かされたエンタメ大作だ。
キメラの研究を重ねる“錬金術師”を怪演
続いては、世界的な人気を誇る大ヒットコミックの実写化作品『鋼の錬金術師』。国家錬金術師の兄エドと、彼の理解者でもある弟アルが失われた身体を取り戻すための冒険を、日本映画史上最大規模のVFXで描き出していく。
本作で大泉が演じているのは、生物と生物を掛け合わせる合成獣(キメラ)の権威で“綴命の錬金術師”という二つ名を持つショウ・タッカー。妻を亡くし、郊外で一人娘と愛犬と暮らしながら研究を続ける人物だ。丸メガネに地味な服装と一見、穏やかな学者タイプに見えるが、ストーリーが進むごとに彼の驚くべき本性が明らかになっていく…。大泉は心の奥に秘めたタッカーの“狂気”を見事に体現している。
同日に公開される映画にメインキャストとして出演しているだけでもすごいが、かたや“美女に弱い探偵”、かたや“狂気を秘めた研究者”と個性の全く違うキャラクターを演じられるのは、彼が振り幅の広い俳優であることの証明。12月1日(金)には、この2作品をはしごして大泉の魅力を堪能してほしい!
文/トライワークス