スピルバーグがガンダム、キティちゃんとまさかのタッグ!ポップカルチャーの集大成『レディ・プレイヤー1』を見逃すな

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スピルバーグがガンダム、キティちゃんとまさかのタッグ!ポップカルチャーの集大成『レディ・プレイヤー1』を見逃すな

『シンドラーのリスト』(93)と『プライベート・ライアン』(98)で2度のアカデミー賞監督賞に輝き、また数多くのヒット作を手がけてきたスティーブン・スピルバーグ監督。映画界で最も成功した監督である彼が仕掛ける驚異のSF超大作『レディ・プレイヤー1』の日本公開が決定し、驚異の最新映像が解禁された。

第90回アカデミー賞に向け驚きの速さで作り上げた社会派映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(日本18年3月公開)の公開も控えている彼が2018年に送り出す本作は、バーチャルリアリティの世界で繰り広げられる究極の映像世界。まさに映画という“夢”が、この一本に凝縮されたかのような贅沢すぎる仕上がりになっているのだ。

物語の舞台は貧困の差が激しい2045年。人類の歴史を変えた仮想ネットワークシステム“オアシス”から、世界へ向けてメッセージが発信された。「この仮想世界を開発し、巨万の富を得たジェームズ・ハリデーが死去。このシステムに隠された謎を解き明かした者に、すべての遺産を譲り渡す」。誰よりもこのシステムに精通しているオタク高校生ウェイドは、その争奪戦に名乗りを挙げるのだ。

作家アーネスト・クラインのベストセラー小説「ゲームウォーズ」を映画化した本作は、目を見張るほど美しく刺激的な世界観はもちろんのこと、劇中に誰もが知っているマシンやキャラクターが登場することで大きな話題を集めているのだ。

今年7月にアメリカ・サンディエゴで開催された世界最大のポップカルチャーの祭典「コミコン・インターナショナル」でお披露目された2分30秒の映像の中には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズでおなじみのデロリアンをはじめ『アイアン・ジャイアント』(99)の心優しいロボット“アイアン・ジャイアント”、さらに「エルム街の悪夢」シリーズの悪役・フレディなどが登場。

そしてバイクで疾走する場面をよく見てみれば、日本が世界に誇るアニメ映画『AKIRA』(88)で主人公の金田が使っていたバイクであり、そこには「キティちゃん」や「SEGA」のステッカーまで確認できるのだ。

そんな中、全世界同時解禁となった最新映像には、またしても日本でおなじみのキャラクターが登場している。映像がクライマックスに差し掛かった2分13秒付近で躍動するその機体。それは紛れもなく日本を代表するロボットアニメ「機動戦士ガンダム」のモビルスーツ「RX-78-2 ガンダム」!

スピルバーグとガンダムがコラボを果たすという前代未聞の映像に、ますます本作への期待が高まる。しかも原作にはまだまだ多くの世界的有名キャラクターをはじめ、日本のアニメ・特撮のキャラクターも登場しているだけに、今後さらなるコラボの話題が出てくる可能性も充分にある。

“夢”と“自由”が詰め込まれた本作は、まさに映画界を牽引し続けるスピルバーグ監督にしか描くことができない究極の世界。まだストーリーやキャラクターなどは謎に包まれているが、その全貌が明らかになる瞬間を、心待ちにしておきたい。

文/久保田和馬

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