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ティナ・ターナーに悲劇、息子が自宅で拳銃自殺

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ティナ・ターナーに悲劇、息子が自宅で拳銃自殺

現地時間3日、ティナ・ターナー(78)の長男クレイグ・ターナー氏(59)が、カリフォルニア州ロサンゼルスの自宅で拳銃自殺したことが、同地区の医療検視官代理人によって発表された。ハリウッド・リポーターによると、クレイグは不動産関係の仕事に従事していたという。

ティナはファッション・ウィークでにぎわうパリの街を訪問中で、訃報が発表される1時間前には「アルマーニ・プリヴェ」のオートクチュール・ショーに出席していた。ドイツ人音楽プロデューサーのアーウィン・バッハ氏と2013年に再婚したティナは、結婚後アメリカ国籍を放棄し、以来ヨーロッパに居を移しているという。

長男のクレイグ・ターナーは1958年生まれ。ティナが歌手としてのキャリアを開始したバンド、「キング・オブ・リズム」のサックス奏者、レイモンド・ヒルとの間にもうけた第1子で、出産当時のティナはまだ18歳だったという。ティナは1962年にミュージシャンのアイク・ターナーと結婚し、次男のロナルドをもうけたが、夫のアイクはティナの長男クレイグも養子として引き取っていた。しかし、ティナは結婚生活の中で夫から虐待を受け続け、1976年に離婚している。(アイクは2007年に死去)

2005年にトーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」に出演したティナは、長男のクレイグを「とても情にもろい子どもだった」と言い、クレイグがとりわけ虐待の影響を受けていたと語っている。「クレイグはいつも悲しげに下を見ていたわ。ある日私が夫のアイクとけんかしていると、クレイグがドアをノックして『ママ、大丈夫?』って聞いてきたの。私は『家で私をぶつのはやめて!子どもたちに聞かせたくない!』と思ったものよ」と話している。

現在ロンドンのウェストエンドでは、ティナの歌手人生を舞台化したミュージカル「ティナ!」が上演中で、78歳とは思えないほど若々しいティナ本人にも注目が集まっていたところだ。クレイグの自殺についてはまだ不明な点が多いが、公私ともにやっと穏やかな生活を得ていたティナの身に起こった悲劇に、同情の声が多く寄せられている。

UK在住/シャオ

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