ポケモン映画初参加の加藤夏希が勧める「わがままな子にはポケモン」を|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ポケモン映画初参加の加藤夏希が勧める「わがままな子にはポケモン」を

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ポケモン映画初参加の加藤夏希が勧める「わがままな子にはポケモン」を

第13作目となる夏の“ポケモン”ムービー『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール 幻影の覇者ゾロア−ク』(7月10日公開)に、加藤夏希が陣内孝則演じる悪の親玉・コーダイの秘書・リオカ役で声優初出演。幻影を操るポケモン・ゾロアークをめぐって主人公のサトシ(声:松本梨香)とピカチュウ(声:大谷育江)、さらにはエンテイなど伝説と呼ばれるポケモンたちも入り乱れてバトルを繰り広げるなか、秘密の目的を持って行動するセクシーで謎深い女性という役どころだ。

アニメやゲームに関心が高い加藤にとってポケモンへの参加は念願だった。その感想を聞くと「小学生の頃から見てきたアニメですし、劇場版という大作に自分が出演できるなんて、嬉しい半面、ポケモンの世界を自分が壊してしまうのではという不安も大きかったんです」と話す。

演じたリオカも複雑な役どころだ。「物語のキーになる役でもあり、リオカ自身に秘めたものがあるので演じるのは難しかったです。でも、やっていくうちに『リオカってこういう女性なんだ』と発見したり、芯の強さにあこがれたりもして、やりがいを感じていきました。セクシーなお姉さんというポジションだと、サトシとピカチュウを追うロケット団のムサシとも通じるかな?と思って、ムサシを演じる林原めぐみさんの演技をイメージしたところもあります。大好きな声優さんなので参考にしたなんて恐れ多いのですが」。

作品については、陣内演じるコーダイに「本当に怖い悪役。これが陣内さん!?と思ってしまうくらいご本人と違う」と強烈な印象を持ったよう。「コーダイが持つ欲というのは、自然環境を犠牲にしてしまうような身勝手なものなんです。それなのに自分の欲を恐ろしい方法で通そうとする。『うちの子わがままで』というお母様がいたら、お子さんを連れて本作を見ていただき、コーダイを反面教師にしていただくといいと思います!」と本作をプッシュした。

仲間の絆や親子愛を感じさせるポケモンたちのやり取りなど、ウルっときそうなシーンもたっぷり。「わたしが大好きなシーンは、ピカチュウがとっさに敵の攻撃から仲間を守ってくれるシーン。うちのイヌはこんなことしてくれないなと思わず比べてしまいました(笑)」。

収録では、あこがれのポケモンキャストに会えたか聞くと、「収録は一人だったんです」とあっさりとした回答。それは寂しかったのでは? 「いえいえ、実は、何度かキャストの皆さんにお会いさせていただいたこともあるのですが、舞い上がってしまってまともにお話できなくて。緊張しすぎてしまうので、収録は1人で良かったですよ」と苦笑いしていた。

今後、会える機会があれば「話すことを目標に頑張る!」とのこと。熱心なファンである彼女が加わって新たに出来上がったポケモンの世界に、子供たちもきっと夢中になってくれるはずだ。【取材・文/駒見明子】

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