ディズニーを解雇されたMCU監督のジェームズ・ガン、『スーサイド・スクワッド』続編に参加!

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ディズニーを解雇されたMCU監督のジェームズ・ガン、『スーサイド・スクワッド』続編に参加!

マーベル・シネマティック・ユニバースの人気作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(17)の監督を手掛けたジェームズ・ガンが、なんと、ライバルのDC・エクステンデッド・ユニバースに属する『スーサイド・スクワッド』(16)の続編の脚本を手掛けることが決定した。

この情報は、Indie Wireが同作の製作・配給会社のワーナー・ブラザースに確認したため間違いないそうで、The Wrapの報道によると、ガン監督は同作の監督をする可能性もあるそうだ。

ガン監督は今年の7月に、小児性愛やレイプにまつわる不適切なジョークを10年ほど前にツイッターに載せていたことが明らかになり、ディズニーに『Guardians of the Galaxy Vol.3(仮題)』から解雇された。ガン監督の過去のツイートが、いまになって浮上したきっかけが、米国の右翼メディアの目論見であったこともあり、この事件はハリウッドのスキャンダルとして大きく取り上げられた。

ガン監督の解雇には、ファンのみならずキャストの間でも反発の声があがり、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のキャストたちが集結して監督を援護する声明を発表したが、結局、監督の再雇用には至らなかった。

今回のガン監督が執筆することが決定した『スーサイド・スクワッド』続編は、デヴィッド・エアーが監督と脚本を手掛けた16年の『スーサイド・スクワッド』の単なる続編ではない、新しい作品になると言われている。

エアー監督は自身のツイッターを通して「(ガン監督雇用は)スタジオのとても勇敢でスマートな決断だと思う。ジェームズはこの役に適材だ!」と応援のコメントをしている。また「ガーディアンズ」にドラックス役で出演する俳優、デイヴ・バウティスタも、ツイッターで「そっちにはどうやったら出演できる?」とジョーク交じりで出演を希望するツイートをしている。

一方「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の第3作『Guardians of the Galaxy Vol.3(仮題)』は、現在ジェームズ・ガンを引き継ぐ監督が決まっていない状態だが、映画のストーリーは、ガン監督の脚本が使用される予定となっている。

LA在住/小池かおる

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