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ブレイク中の人気ガールズロックバンドがアニメ映画に本人役で登場

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ブレイク中の人気ガールズロックバンドがアニメ映画に本人役で登場

京極夏彦の近未来武侠小説を、テレビアニメ「BLOOD+」の監督&シリーズ構成などで知られる藤咲淳一が映画化したのが、8月28日(土)公開の『ルー=ガルー』。

今回の映画化に際し、現在ブレイク中の大阪出身の人気ガールズロックバンド、SCANDALとのコラボが実現。彼女らが主題歌など3曲を手がけ、劇中では伝説のバンドとしても登場するほか、声優にも挑戦! まさに八面六臂の活躍を見せる彼女らに話を聞いた。

劇中では伝説のバンドSCANDALとして登場するが、その映像はモーションキャプチャーによって4人のリアルな動きが反映されたもの。製作にあたってはなんと全身タイツを着ることに!?

「スタジオに行ったら、黒っぽい全身タイツが用意されてて、まるでスケート選手みたい。みんなで写メを撮りましたよ。(HARUNA)」「頭のヘルメットから、手袋、足のつま先まで完全装備なので、ご飯を食べる時も何をするときも着たままだし、1人で脱ぎ着できないので、みんなで協力したりして脱がしあいっこしました(笑)(MAMI)」「PC上に写し出された点と線だけのキャラクターが自分とまったく同じクセだったりするのが気持ち悪かったです。それが完成して、3次元から2次元になる感覚が不思議でした。(TOMOMI)」

伝説のバンドとしてだけではなく、劇中では主人公らと同じ14歳の少女役として声優にも挑戦している。

「元々、アニメが好きで声優さんにも憧れていたんですけど、いざやってみたら難しくて…。インディーズ時代にサイトで自分たちのアニメを配信してた事があるんですけど、その時は完成した映像に声をあわせればよかったのですが、今回はまだ完成前の線画の状態で、声を入れる場所になると記号が出てきたりするんですけど、いつ出てくるかわからないし、テンポについていけなかったです。(MAMI)」

映画とのコラボという点で音楽面でも重要な位置を占めるSCANDAL。PV映像として登場する「KOSHI-TANTAN」以外にも、「Midnight Television」とエンディングテーマとなる「さよならMy Friend」の3曲を手がけている。

「『Midnight Television』と『さよならMy Friend』は映画に寄せて書いたんですけど、映画に使われるといっても、それ以前に自分たちの曲でないと意味がないと思うので、未来の事ばかりじゃなくて、いま自分たちがリアルに感じている事や思っている事を素直に入れるというのを大事にしました(RINA)」

劇中では人と人が触れ合う機会の少ない近未来が舞台となっていて、コミュニケーションの大切さが描かれているが、それは彼女たちにとっても重要なポイントなのだとか。

「外に出て相手の顔を見なくても、携帯やメールなどいろんな手段でコミュニケーションがとれたり、便利だからといって自分たちも使っているけど、劇中のように携帯などの進化でリアルなコミュニケーションが欠如するようになったら怖いなって思います。私たちにとって、ライブでのお客さんとのコール&レスポンスは大切だし、ステージ上ではメンバー同士のアイコンタクトがなかったら演奏できないんですよ。リアルなコミュニケーションを大切にしているからこそ、そういうテーマの映画に参加できたのがうれしかったです。(RINA)」【トライワークス】

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