レディー・ガガとの出会いから始まった!?『アリー/ スター誕生』の秘話を入手!
ジュディ・ガーランドやバーブラ・ストライサンドなど、名だたる大女優が演じ上げてきた王道のシンデレラ・ストーリーを、歌姫レディー・ガガを主演に迎えてリメイクした『アリー/ スター誕生』(12月21日公開)。このたび本作の主人公アリーとジャクソンの出会いのシーンに隠された秘話を、レディー・ガガとブラッドリー・クーパーが明らかにした。
今年のヴェネチア国際映画祭でお披露目され大絶賛を獲得し、すでに全米では興行収入1億8000万ドルを突破。第91回アカデミー賞の最有力候補として目されている本作。歌手になることを夢見るアリーが世界的ロックスターのジャクソンと出会い、才能を見出されて一気にスターダムを駆け上がっていく姿を描きだす。
アリーがバーで歌う姿を見たジャクソンは、彼女の力強い歌声に感動し、思わず涙してしまう。そんな2人の出会いのシーンについて監督も兼任したブラッドリーは、アリーを演じたレディー・ガガ本人との出会いを投影したことを明かす。「僕が初めてガガが歌うのをライブで見たのは、ショーン・パーカーが主催したチャリティイベントの時だ。その時彼女が歌っていたのが『バラ色の人生』で、僕はこれを絶対に映画の中に入れると決めたんだ」。
エディット・ピアフ作詞、ルイ・グリェーミ作曲の「バラ色の人生」は、1946年に発表されたあと、イヴ・モンタンやシンディ・ローパー、美空ひばりなど数多くのミュージシャンにカバーされてきた。愛を分かち合うことの幸せと喜びを表したこの“愛の賛歌”はレディー・ガガとブラッドリーを結びつけただけでなく、劇中でアリーとジャクソンを結びつけることに。
「私にとって夢みたいだった。あのシーンでアリーは恋に落ちる。ジャクソンが思いやりのある、親切で愛にあふれた人だとわかるあのシーンは、この映画にとってとてもスペシャルな瞬間なの!」と語るレディー・ガガ。主演2人の様々な想いが凝縮された出会いのシーン、そしてレディー・ガガのエモーショナルな歌声の数々に、是非とも注目していただきたい。
文/久保田 和馬