『ラブコメ』完成報告で香里奈＆田中圭が「楽しかった！」とデートを振り返る

松本淳＆田中渉の同名小説を原作に『ROOKIES 卒業』の平川雄一朗監督が映画化した『ラブコメ』(9月25日公開)の完成報告会見とプレミア上映会が9月14日、都内で行われ、出演者の香里奈、北乃きい、田中圭、渡部篤郎、平川雄一朗監督が出席した。

美人で豪快な彼氏いない暦1年11ヶ月の花屋の店長・真紀恵(香里奈)と17年振りに再会し、恋に落ちてしまった純粋で不器用なアニメ脚本家の草食男子・美晴(田中)。ふたりのちょっと変わった恋の始まりは、最悪のタイミングで訪れ、美晴が真紀恵に告白すると決めた日に、真紀恵は元彼と寄りを戻してしまう。自分の気持ちに素直になれず、いつも勝気な真紀恵と、彼女に振り回されっぱなしの美晴のじれったい恋模様を描くラブロマンス。

6年ぶりに主演を務めた香里奈は、美人だが男勝りで豪快な彼氏のいない役を演じたことについて「脚本を読んだ時に、真紀恵は喜怒哀楽が激しくわかりやすいけど、すごい人間味のある女性らしい部分もある素敵な女性だと感じた」と自身の役柄についてコメント。草食男子で初恋の人をずっと追い続けているアニメ脚本家の美晴を演じた田中は「美晴くんの17年間、ひとりの女性を想い続ける気持ちとか、正直わかりかねる部分があります」と本音を漏らし、香里奈とのデートシーンについて「楽しかったですね！ もちろん撮影ですけど、僕的には『今日、デートの日だ』っていう気分でいた」と照れ笑い。一方、香里奈は「普段行けないような場所に行ったり、花火大会に行ったり、単純にすごく楽しかった」と撮影を振り返った。また、田中は「男性が見て、勇気のもらえる、そんな珍しいラブストーリーなので、男性の方に是非見てもらいたいです」とアピール。真紀恵の花屋でアルバイトとキャバクラ嬢・スミレという2つの顔を持つ涼子を演じた北乃は、「今まで演じさせていただいた役の中で、ずば抜けて明るくてお調子者の役で、でもどこか憎めない、そんなかわいい女の子を演じさしてもらった」と話し、続けて「朝一からテンションを上げていくのは結構難しく、浮いてるくらいが調度いいのかなと思って、朝から好きな音楽を聴いて行ったり、好きなアイスを食べていったりしてテンションを上げた」と苦労を語った。そんな涼子に近づくバツイチ・子持ちの売れっ子声優・西島役の渡部は、「北乃さんと同じで、私の役も空気が読めないけど、自分はそんなに空気が読めないわけではないので、どうやったらいいのだろうと思った」と振り返ると、北乃が「渡部さんがいらっしゃると役に入りやすかった」と、渡部の存在の有り難さを語った。すると渡部は、「(撮影の合間に)一生懸命ですねと言われた」と明かし、会場の笑いを誘った。

また、同作の公開に先駆け、真紀恵と美晴の恋の行く末をじれったく見守る涼子をストーリーテラーとして進行する物語LISMOドラマ「Sweet 9 Flowords　愛しい9の花言葉」は、1話ずつ花言葉(Flowords)をタイトルに、恋愛における様々なシチュエーションを伝えてくれる。香里奈は「ドラマの方は映画をより深く見せる。映画でわからなかった部分もドラマの中で描かれている」と見どころを紹介した。【MovieWalker】