菜々緒の歌声はプロ級!?『シュガー・ラッシュ』最新作、監督コンビが来日!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
菜々緒の歌声はプロ級!?『シュガー・ラッシュ』最新作、監督コンビが来日!

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菜々緒の歌声はプロ級!?『シュガー・ラッシュ』最新作、監督コンビが来日!

全世界興収4億7000万ドルを突破した前作を上回るオープニング成績を叩き出し、週末興収ランキングで見事初登場1位を獲得した『シュガー・ラッシュ:オンライン』(12月21日公開)の来日会見が28日に都内で行われ、メガホンをとったリッチ・ムーア監督とフィル・ジョンストン監督、プロデューサーのクラーク・スペンサーが登壇した。

アーケードゲームの心優しい悪役キャラクターのラルフと、レーサーでプリンセスのヴァネロペの2人が、インターネットの世界へと大冒険に繰り出す本作。すべてが新鮮で刺激的なインターネットの世界に魅了されるヴァネロペに対して、ラルフは元のゲームの世界に戻りたいと願う。いつしかこの冒険は、大親友の2人の関係に大きな変化をもたらすことになる。

「ディズニーで映画を作ることの一番のご褒美は旅ができること。日本に来られてとても嬉しく思う」と満面の笑みで語ったムーア監督は、前作『シュガー・ラッシュ』(13)と『ズートピア』(15)につづいて今回が3度目の来日。全米初登場1位を獲得したことについて「スタジオのみんなとスカイプ経由で乾杯をしたよ」とオンライン上で喜びを分かち合ったことを明かした。

一方で、今回が初来日となったジョンストン監督は、前作では脚本を担当し本作では監督と脚本を兼任。物語の舞台をインターネットの世界にした理由について「前作よりももっと世界を大きくしなくてはというところから始まり、初期の段階からインターネットの世界にすると決めていたんだ」と明かす。そして「ただ、映画でインターネット世界を視覚化したことがなかったから、考えるのに1年ぐらい時間がかかった」と、その世界観の構築の苦労を語った。

本作の最大の注目ポイントといえば、歴代ディズニープリンセスの大集合をはじめ、「スター・ウォーズ」やマーベルヒーローをはじめとしたディズニー作品のキャラクターが多数登場すること。プロデューサーのスペンサーは「インターネットの面白さはどこにでも行けることです」と語り、様々なアイデアを出し合っていく中でディズニープリンセスたちやキャラクターが登場するウェブサイト「OH MY DISNEY!」のシーンにたどり着いたことを振り返る。

「プリンセスたちのシーンは、最初はコメディ的なシーンでいいと思っていたのですが、段々と進化してストーリーの重要な要素になりました。プリンセスたちとのやり取りをきっかけに、ヴァネロペが新しい世界があるということに気がつくのです」と見どころを語り、「観客の方もいろんな“イースターエッグ”を見つけることができると思います」と自信をのぞかせた。

そんな中、本作で新たに登場するオンラインゲームのレーサー、シャンクの日本語吹き替え版声優を務めた菜々緒が登場。菜々緒が声を吹き込んだバージョンを観たというムーア監督は「本当に素晴らしかった。ヴァネロペとシャンクが一緒に歌うシーンがあって、菜々緒さんはプロの歌手ではそうですが、歌声を聴いたら、いつでもプロデビューできると思いました」と大絶賛。

褒めちぎられた菜々緒ははにかんだ表情を浮かべながら「英語と日本語は発声の仕方もリズムも違うので、どうマッチさせていくか考えながら演じました」と初めてのディズニー声優挑戦を振り返り「こんなにベタ褒めしてもらえることはなかなかないので、嬉しさと恥ずかしさと、本当かな?と怪しむ気持ちもあります」と吐露。するとムーア監督は「心からそう思ってるよ!」と両手を広げ笑顔で答えた。

取材・文/久保田 和馬

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