故・谷啓への授賞式も実施!第3回したまちコメディ映画祭閉幕|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
故・谷啓への授賞式も実施!第3回したまちコメディ映画祭閉幕

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故・谷啓への授賞式も実施!第3回したまちコメディ映画祭閉幕

数々のコメディ作品を上映し、私たちを沸かせてくれる「したまちコメディ映画祭in台東」。第3回となる今年も大勢の映画ファンを迎えてにぎわい、9月20日に無事クロージングイベントを迎えた。

今年の映画祭は、オールナイトやトークショーなどで“クレージーキャッツ”を特集したイベントが多数催され、締めくくりとなるクロージングイベントでは、メンバーの1人の谷啓を招いて、コメディ栄誉賞授与式が開催される予定だった。だが、映画祭直前に急逝されたため、会場には長男の渡部泰裕が駆けつけ、代理として栄誉賞を受け取ることに。

その後は1000人を超す来場者を前に、豪華アーティスト陣によるクレージーキャッツ・リスペクトライブがスタート。浅草ジンタ、ARUYO、ポカスカジャン、スチャダラパーといった面々が、クレージーキャッツの名曲を熱唱し、会場は大いに盛り上がった。またライブの合間には、各アーティストがそれぞれ故人との思い出を語る一場面も。スチャダラパーは「僕らのグループ名は『スーダラ節』からとった名前で、デビューした頃は、大好きなクレージーの曲をラップでやったらどうなるんだろうと思いながら曲を作ってました。実は20年ほど前に、谷さんと一緒にやった曲があるんです。まさかラップをやってもらえるとは思いもしませんでした」と、意外なエピソードを語ってくれた。

そして、ライブの最後には渡部が「人を楽しませるのが大好きな親父が、このコメディ栄誉賞を受賞することができて、本当に嬉しく思っております。リスペクトライブに集まったこの豪華なメンバーを見ると、改めてクレージーキャッツのすごさを感じることができました。本当にありがとうございました」とコメントを発し、映画祭は大盛況のうちに幕を閉じた。【トライワークス】

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