名作SFのオマージュが満載！新鋭の話題作、あなたは見逃してない？

今年4月に公開され、デヴィッド・ボウイの息子、ダンカン・ジョーンズの初監督作品として注目を集めた『月に囚われた男』。ただ、注目を集めたのはその経歴のためだけではなく、SF映画ファンからは60～80年代の名作に敬意を払い、そのオマージュがふんだんに盛り込まれていた点も話題となっていた。そんな注目作が早くもBD＆DVDになって発売され、劇場で見逃した映画ファンの評判を呼んでいる。

地球の資源が尽きた近未来を舞台にした本作。主人公は、地球の巨大なエネルギー源となっている月でたった一人働く宇宙飛行士のサム。物語は、サムに扮したサム・ロックウェルの一人芝居でどんどん進んでいく。

そんな中、サムの話し相手となるのが人工知能を搭載したロボットのガーディ。そう、この設定はまさにSF映画に金字塔を打ち立てた『2001年宇宙の旅』(68)で描かれたボーマン船長と人工知能・HALの関係そのものだ。船内のデザインもどこか『2001年～』のディスカバリー号を思わせるレトロな近未来感があふれていて、監督のこだわりを感じさせる。さらに、地球から遠く離れた空間での人間ドラマを描いたという点では、『惑星ソラリス』(72)や『ダーク・スター』(74)を彷彿とさせる。

デヴィッド・ボウイが地球に落ちてきた宇宙人に扮した名作SF『地球に落ちてきた男』(76)とセットになったDVD-BOXも発売されているので、『月に囚われた男』と一緒に黄金期のSF映画を堪能してみてはどうだろうか。【トライワークス】

■『月に囚われた男』＋『地球に落ちて来た男』DVD-BOX(2枚組)【初回数量限定】
価格：5,980円
■『月に囚われた男』ブルーレイ
価格：4,980円
■『月に囚われた男』コレクターズ・エディションDVD
価格：3,990円
上記、いずれも発売元・販売元：ソニー・ピクチャーズエンタテインメント