動員100万人超えの『マスカレード』&『シニコド』邦画1・2位でフィニッシュ!
列島が、大坂なおみによる全豪オープンテニス優勝と日本人史上初の世界ランキング1位に沸いた1月26・27日。その熱気を帯びるように、週末動員ランキングでは日本映画が強さを見せる結果となった。
『マスカレード・ホテル』が最速で動員100万人を突破!
先週に続いて首位をキープしたのは、土日2日間で動員35万1000人、興収4億7800万円をあげた『マスカレード・ホテル』。先週24日時点ですでに、公開後わずか7日間というスピード(2019年公開作品として最速)で累計動員100万人を突破した。27日までの累計では、動員146万人、興収19億円に迫る勢いで、興収50億円も見込めるなど、今年のスタートを華々しく飾っている。
続く2位には、初登場の『十二人の死にたい子どもたち』がランクイン。土日2日間で動員20万7000人、興収2億6800万円をあげている。高杉真宙や新田真剣佑、杉咲花といったこれからの日本映画界を担う若手キャストが中心の作品だからか、客層も10代、20代の中高生や大学生が目立った。SNSにも「新宿のど真ん中で叫びたい!」「12人の死にたい理由についてスゴく考えさせられました」というコメントが上がるなど、過去にも若者を中心に盛り上がった『バトル・ロワイアル』(00)や『告白』(10)といった作品に追随するムーブメントを起こしそうな予感だ。
トップ10にアニメ作品が5本ランクイン
初登場作品で『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰』が7位に着けている。本作は2度のTVアニメに劇場版も公開された「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズの4年ぶりとなる新劇場版3部作の第1章。そのほかアニメ作品では、5位の『シュガー・ラッシュ:オンライン』や8位の『ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow』など、5本がランクインする結果に。
『ボヘミアン・ラプソディ』は興収100億円突破!
昨年11月の公開作品にもかかわらず、今回も3位に入るという変わらぬ強さを見せる『ボヘミアン・ラプソディ』。先週の23日には、ついに興収100億円を突破した。さらに、日本時間の2月25日(月)に受賞式が行われる第91回アカデミー賞においても、作品賞や主演男優賞など5部門にノミネートされるなど、まだまだ目が離せない作品となっている。
今週末の公開作品には、名作『メリー・ポピンズ』(64)の約半世紀ぶりの続編『メリー・ポピンズ リターンズ』や、先週来日も果たしたヒュー・ジャックマン主演作『フロントランナー』が待機。2月最初の動員ランキングにも注目だ!
文/トライワークス
1位 マスカレード・ホテル
2位 十二人の死にたい子どもたち
3位 ボヘミアン・ラプソディ
4位 劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]II.lost butterfly
5位 シュガー・ラッシュ:オンライン
6位 映画刀剣乱舞
7位 PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰
8位 ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow
9位 ドラゴンボール超 ブロリー
10位 愛唄 -約束のナクヒト-
※興行通信社調べ