戦場カメラマン渡部陽一も恐怖した異色のシチュエーションスリラーとは?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
戦場カメラマン渡部陽一も恐怖した異色のシチュエーションスリラーとは?

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戦場カメラマン渡部陽一も恐怖した異色のシチュエーションスリラーとは?

イラクで突然襲われた米国人トラック運転手が、棺に入れられたまま地中に生き埋めにされる。目覚めた彼は、手元にある充電切れ間近の携帯電話と、オイルの尽きかけたライターだけを頼りに、残り90分の酸素が尽きる前に脱出を試みる、という異色シチュエーションスリラー『リミット』(11月6日公開)。現在、公式サイトで見られる予告編には、今話題の戦場カメラマンの渡部陽一が出演し、本作の見どころを紹介している。

戦場カメラマンとして幾度となくイラクに訪れたことのある渡部が、あの独特の口調で「衝撃の映像を見てしまいました」と語る様を見ると、確かに怖そうだと思ってしまう。今回、そんな渡部が本作の魅力をさらに掘り下げて語ってくれた。

「本作を観た途端、背筋が凍りました。実は僕自身、閉所恐怖症の一面があるんです。棺桶に入れられて、さらに土をかけられる。イメージしただけでも鳥肌が立つんですが、それを閉塞感のあるカメラアングルでとらえているので、空間の狭さが如実に伝わってくる。自分自身が本当に棺桶に入れられてしまっている。観ているだけで、そんな感覚に陥ってしまいました」。

戦場で何度も恐ろしい目に遭っている渡部でも、本作にはかなり恐怖したようだ。また、主人公のとったある行動にも、非常に共感したという。

「主人公が棺の中で意識を戻した時、最初に携帯電話に手を伸ばすんです。あのシーンが非常に印象に残っているんですね。今の時代、人は困ったら無意識のうちに携帯電話に手を伸ばしてしまう。助けを求める時、真っ先に頼るのが携帯電話であることが、この場面を観てよくわかりました」。

イラクの実情に詳しい渡部が語ると、劇中で描かれる出来事も真実味を帯びて、さらに恐ろしく感じてしまう。日本で暮らしていては決して味わえない恐怖を、この機会に劇場で体験してみてはいかがだろうか。【トライワークス】

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