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永野芽郁「いま輝いています!」朝ドラ後初の主演作『君は月夜に光り輝く』が完成!

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永野芽郁「いま輝いています!」朝ドラ後初の主演作『君は月夜に光り輝く』が完成!

興行収入35.2億円の大ヒットを記録した『君の膵臓をたべたい』(17)の月川翔監督がメガホンをとる『君は月夜に光り輝く』の完成披露試写会が、今年最大の満月“スーパームーン”が見える19日、TOHOシネマズ日比谷にて開催。ダブル主演を務めた永野芽郁と北村匠海を筆頭に、甲斐翔真、松本穂香、今田美桜、優香、生田智子、長谷川京子、及川光博、そして月川監督が舞台挨拶に登壇した。

第23回電撃小説大賞を受賞し、累計発行部数50万部を突破した佐野徹夜の同名小説を実写映画化した本作は、“死生観”をテーマにした青春純愛映画。高校生の岡田卓也は、不治の病・発光病を患い余命わずかな同級生・渡良瀬まみずの叶えられない願いを代わりに実行し、その感想を伝える“代行体験”を行うことに。少しずつ、まみずの死期が迫りくる中、卓也に隠された“ある過去”が呼び覚まされていく…。

昨年放送されたNHK連続テレビ小説「半分、青い。」など、これまで活力あふれるヒロイン像を演じてきた永野は、本作でのまみず役について「“余命ゼロ”だから悲しい、というヒロインにはしたくないと思っていた」と明かし「思うことはたくさんあっても、笑って過ごしたり卓也を好きになっていく過程の中で、自分の命と向き合ってみたり、自分の心情と戦う女の子として存在できたらと思って演じていた」と、強い意気込みを持って演じたことを述懐。

そんな永野の演技について、卓也役を演じた北村は「すごい」と力を込めて絶賛。「僕はこの映画において“受け皿”として、まみずが投げる感情を丁寧に受け取ろうと思っていた。でもそんな心構えをしなくても、きれいに投げてくれて、そして僕が投げ返したボールをまた溶け込むように返してくれる。不思議な感覚でお芝居をしました」と熱弁。

さらに北村は「屋上のシーンを撮る時に、段取りの段階から芽郁ちゃんがすごく熱い演技をして、周りにいたスタッフさんもみんな号泣していました。そのくらい愛や思い入れが深い現場だった」と振り返りながら、「でも月川監督は常に泣いていましたけどね」と『君の膵臓をたべたい』でもタッグを組んだ月川監督の涙もろい一面を明らかに。それには月川監督も「ちゃんとした監督だったら声をかけるところだったんですが、嗚咽しちゃって何も言えなくて…」と恥ずかしそうに告白した。

また、作品のタイトルにちなんで登壇者それぞれがどのような時に“光り輝く”のか発表しようとするなか、謎の発汗で一足先に光り輝いてしまう北村。隣にいた永野が渡されたフリップで扇がれる一幕も。スタッフから渡されたハンカチで何とか持ち直した北村が「生きている上で一番光り輝いている場所は磯です」と“磯遊び”好きを告白する一方、永野は「空気がきれいなところに行くとテンションが上がるんです!」と“空気で光り輝く”ことを語る。

そして満席となった会場を見渡しながら「初めての場所に立ってカメラを向けてもらって挨拶する、こういう空気にも反応してテンションが上がります。いま輝いています!」と、朝ドラ後初の主演映画が完成した喜びをキラキラとした瞳と満面の笑みで語った。

取材・文/久保田 和馬

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