『ヤマト』完成、トップとラストシーンは黒木メイサ!木村拓哉は異例の単独挨拶!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『ヤマト』完成、トップとラストシーンは黒木メイサ!木村拓哉は異例の単独挨拶!

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『ヤマト』完成、トップとラストシーンは黒木メイサ!木村拓哉は異例の単独挨拶!

SFアニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」を、木村拓哉主演で実写映画化した『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(12月1日公開)の完成報告会が11月1日に東京国際フォーラムで開催。木村拓哉、黒木メイサ、柳葉敏郎、緒形直人、高島礼子、池内博之、マイコ、波岡一喜、斎藤工、山崎努、山崎貴監督が登壇。気になる作品についてゲスト陣が熱いトークを繰り広げた。

世界配給を視野に入れ、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』とされた本作の監督とVFXを務めたのは、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴。放射能に汚染された地球を救うべく、遥か彼方イスカンダル星に向かう古代進(木村拓哉)らヤマトの乗組員の勇気と愛に満ちたドラマを、壮大なスケールで映し出した。

古代進役の木村拓哉は、本日完成披露を迎えたことについて「遂に船出です」と感慨深く挨拶。「生まれて初めて映画館に足を運んだ映画が『宇宙戦艦ヤマト』でした。それから何年もの時間を過ごし、今自分が表現する人間として、ヤマトに入り込むということで、ものすごい責任も感じたけど、本当に参加できてよかったです。みんなと共にヤマトを作り上げることができて、感謝の気持ちでいっぱいです」。

ブルースクリーンの多い撮影は苦労したが、沖田艦長役の山崎努から「山崎監督って、俺たちに気分を与えてくれるな」と言われた時、迷いが吹き飛んだと言う。「監督から与えてもらう気分をベースに、それに対して順応していけばいいんだって思えました」と語った。

山崎努も本作を観た感想を力強く述べた。「トップシーンとラストシーンが黒木メイサ、女性で終わっています。女性の時代だなと。男性も頑張りましたが、“やっぱり頼りになるのは女性”という監督のメッセージが込められているのでは?また、チリの落盤事故に世界中が関心を持ちましたが、あれは人の善意だと思います。この映画も人間の善意がテーマのひとつになっていると思います」。

森雪役の黒木メイサは「日々の自分の生き方や時間の使い方を考えさせられたので、ぜひ私の世代の方や、下の方々にも観てほしいです」と本作をアピール。木村との初共演については「楽しかったです」と語ると、木村も「彼女が、黒木メイサである理由がわかりました」と意味深なコメント。また、柳葉敏郎は、本作のオファーが来た時、(風貌からか)すぐに真田志郎役とわかったとか。出演については「目の前に古代進が、島が、沖田艦長がいるんです。完全なミーハーとなって参加しました」と笑顔で語った。

『SPACE BATTLESHIP ヤマト』への期待度は相当高く、なんと完成披露試写会や完成報告会への応募は10万通もあったとか。そこで木村は集まったファンを気遣い、報告会終了後に再度戻ってきて異例の単独挨拶を行った。「全国各地からわざわざ足を運んでくださって、ありがとうございました。自分も含め公開に向けて盛り上げていきたいので、みなさんも少しずつ温めていってもらえればと」。

オリジナルをリスペクトしつつも、2時間18分の尺に収まるよう、一部大胆な脚色もされた『SPACE BATTLESHIP ヤマト』。スタイリッシュでダイナミックな戦闘シーンだけではなく、愛と友情、家族愛、葛藤のドラマもたっぷりと盛り込まれている本作。ぜひ、日本が世界に向けて放つスペースオペラを大スクリーンで体感してほしい。【Movie Walker/山崎伸子】

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