『スパイダーバース』でクオリティはお墨つき！いま一番“アツい”コンビ、フィル＆クリスを知っているか？

先日のアカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞するなど、絶賛を集めている『スパイダーマン：スパイダバース』(公開中)。この傑作に製作として関わっているフィル・ロード＆クリストファー・ミラーのコンビをご存知だろうか？本作に加えて彼らが製作に名を連ねる『レゴ(R)ムービー2』も3月29日(金)に公開を控えるいま、このもっともアツい才能に注目してみたい！

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映画好きの間では良質量産コンビとして知られるこの2人。もともと大学の同級生である彼らが脚光を浴びるきっかけとなったのが、監督デビュー作(脚本も担当)の3DCG『くもりときどきミートボール』(09)だ。子ども向けの絵本を原作とした作品だが、シニカルでキレのあるギャグに、張り巡らされた伏線など、大人こそ楽しめる作品を作り上げ、全世界で240億ドルを稼ぎだすスマッシュヒットを記録した。

フィル・ロードとクリストファー・ミラーの監督デビュー作『くもりときどきビートボール』[c] 2009 Sony Pictures Animation Inc. All Rights Reserved.

さらに、実際にLEGOにあるパーツだけを使って構成されたアニメ『LEGO(R) ムービー』(14)では、その映像もさることながら、人間からの視点というメタ的な要素を入れ込んだ、まさにLEGOだからこそ成立した大人も楽しめるストーリーが高い評価を獲得。エドガー・ライトやジェームズ・ガンといった監督たちが年間ベスト10に選出するなど傑作とされた。

実写だってお手の物！(『21ジャンプストリート』)[c] 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. and Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

またアニメだけでなく実写もお手の物のこのコンビ。一斉を風靡したドラマをリメイクした『21ジャンプストリート』(12)、『22ジャンプストリート』(14)でも、ドラッギーな映像とくだらなすぎるギャグを連発しながらも、しっかり伏線は回収するという構成のうまさが際立った巧みな脚本で、高評価をGET。興行面でもヒットを連発し、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(18)の監督に抜擢される(※後に降板となるが…)など、一気に売れっ子となったのだ。

“スパイダーマン映画史上最高傑作”でさらなるステージへ！