シネセゾン渋谷が惜しまれつつ閉館。有終の美を過去作と共に見届けよう|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
シネセゾン渋谷が惜しまれつつ閉館。有終の美を過去作と共に見届けよう

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シネセゾン渋谷が惜しまれつつ閉館。有終の美を過去作と共に見届けよう

1月28日(金)の上映をもって休館が決まった恵比寿ガーデンシネマに続いて、渋谷のミニシアター・シネセゾン渋谷が2月27日(日)の営業を最後に閉館することが決まった。

1985年、渋谷駅ハチ公口から徒歩3分という好立地にオープンした同館は、エンタメ作からアート系の良作まで幅広く上映し、1月も『キック・アス』『デュー・デート 出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断』と話題作を相次いでロードショー。レイトショー上映はもちろん、イベントや舞台挨拶も数多く行われ、映画ファンに愛された劇場だっただけに、閉館のニュースに名残り惜しさを抱く方も多いのではないだろうか。

そんなシネゼソン渋谷が、これまでの感謝を込めて、2月5日(土)から27日(日)まで「シネセゾン渋谷 クロージング上映 1985-2011」と銘打ったクロージング企画を催すことになった。まず5日(土)から25日(金)までの3週間は連日20:50よりガイ・リッチー監督『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(98)、ガス・ヴァン・サント監督『エレファント』(03)、ジム・ジャームッシュ監督『コーヒー&シガレッツ』(04)、山下敦弘監督『リンダ リンダ リンダ』(05)といった作品が日替わりで上映される。

また、5日、12日、19日、26日の毎週土曜はオールナイト上映を企画。『東京ゴッドファーザーズ』(03)や『パプリカ』(06)など、昨年逝去した今敏監督の特集上映や、『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』(95)をはじめとした岩井俊二監督の特集が催される予定だ。

そして最後の2日間は新旧の名作を集めた特別上映を実施する。『スラムドッグ・ミリオネア』(08)、『グラン・ブルー 完全版 デジタル・レストア・バージョン』(88)、『素敵な歌と舟はゆく』(99)など、同館でも特に話題を博した作品がクライマックスを彩る。傑作に酔いしれ、時に笑い、時に感動で涙したミニシアター、26年目の優秀の美を是非見届けてもらいたい。【トライワークス】

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