『永遠に僕のもの』で話題の美少年、ロレンソ・フェロを撮り下ろし!素顔に迫る<画像17点>|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『永遠に僕のもの』で話題の美少年、ロレンソ・フェロを撮り下ろし!素顔に迫る<画像17点>

インタビュー

『永遠に僕のもの』で話題の美少年、ロレンソ・フェロを撮り下ろし!素顔に迫る<画像17点>

『永遠に僕のもの』で世界から注目が集まるロレンソ・フェロ
『永遠に僕のもの』で世界から注目が集まるロレンソ・フェロ撮影/鏑木 穣

“マリリン・モンローのよう”と称されるブロンドの美少年。しかし外見とは裏腹に、彼は17歳にして窃盗と殺人を繰り返す衝撃の犯罪者…。

アルゼンチンでメガヒットを記録した『永遠に僕のもの』(公開中)に初主演し、実在する少年犯罪者を演じたロレンソ・フェロ。いまや“南米のディカプリオ”と称され、世界中の女性ファンから熱い視線を浴びている。「環境は激変したけど、根っこは変わらない」という、20歳の彼の素顔は?来日したロレンソ・フェロを、スペシャルシューティング!

“南米のディカプリオ”と称される甘いマスクにうっとり
“南米のディカプリオ”と称される甘いマスクにうっとり[c]2018 CAPITAL INTELECTUAL S.A / UNDERGROUND PRODUCCIONES / EL DESEO

「みんなクレイジーな役作りをしていた。でも僕は、自然体でただそこに居ただけ」

――1000人以上のなかから主人公カルリートスに選ばれた感想は?

「最初はびっくりしたけれど、すぐにラッキーだと気がついた。この役は、俳優なら誰もが演じたいキャラクター。オーディションに集まった俳優は、みんなクレイジーな役作りをしていた。でも僕は自然体でイタズラ好きな子どものような雰囲気で、ただそこに居ただけ。あとで監督から『あの雰囲気がよかった』と言われて『やった!』と大喜びだった」

――役作りに有効だったのは?

「衣装とか。ヒーローがパワースーツに着替えるとスーパーヒーローに変身するでしょ。僕も、ブロンドに染めた髪にパーマをかけて、70年代の衣装に着替えると、自然にカルリートスに入っていけた。最初はすごく難しくて悩んだけれど、途中でこの経験自体を楽しめばいいんだと気がついて、それからはすごく自然体になれた」

撮影所に向かうバスの中で泣きの演技を研究したという
撮影所に向かうバスの中で泣きの演技を研究したという[c]2018 CAPITAL INTELECTUAL S.A / UNDERGROUND PRODUCCIONES / EL DESEO

「本作のサントラはキャラクターの心情と歌詞のシンクロも巧み」

――盗みに入った家で披露する奇妙で優雅なダンスに目が釘づけでした。

「あれはアドリブ。家で練習して、監督の前で踊ったら『それでいいよ』って。もうひとつ練習をしたのが泣くシーン。家から撮影所まで通うバスの中でいろんな泣き方を研究したんだ。ほかの乗客に変な奴だと思われていたかもしれないけどね(笑)」

――「Kiddo Toto」としてラッパーの活動もしているあなたにとって、本作のサントラの評価は?

「音楽はジャンル問わず、なんでも好き。有名音楽家を父に持つルイス・オルテガ監督はすばらしい音楽環境のなかで育っているから抜群のセンス。キャラクターの心情と歌詞のシンクロも巧みだし。大好きだよ」

【写真を見る】世界が見惚れる魅惑の美少年、ロレンソ・フェロ。ハンバーガーをほおばる、ラフなショットも魅力的!<画像17点>
【写真を見る】世界が見惚れる魅惑の美少年、ロレンソ・フェロ。ハンバーガーをほおばる、ラフなショットも魅力的!<画像17点>撮影/鏑木 穣

「俳優になったのは(父からの)影響ではなく、“運命”だと信じたい」

――あなたの父親=ラファエル・フェロも有名な俳優ですが、影響は?

「もちろん受けている。子どものころから、俳優やミュージシャンや写真家など、アーティストが常に家に出入りしている環境で育ったから。でも、僕が俳優になったのは影響ではなくて、“運命”だと信じたい」

――有名になってからの変化は?

「この映画によって人生が変わったと思っている。そのうえで、これからも俳優業と音楽活動は続けたいけれど、友達との関係は変えたくない。僕の根本は、変わらないと思うから」

――どんな友達ですか?

「ほとんどがアーティストでみんな『アートで世界を変えられる』と信じている。つまりは僕も含めて、みんな『アートの力で自分の世界を築きたい』と願っているんだ。それを可能にするために、外の世界から受けた刺激を還元して自分からもよいエネルギーを放出すること。言うのは簡単だけど、実践は難しいね。来日前にも、友達から日本の情報をたくさん仕入れてきたんだけど」

実は日本のカルチャーが大好き!?
実は日本のカルチャーが大好き!?撮影/鏑木 穣

「もっと日本を知って刺激を受けたい」

――日本の好きなものは?

「“ポケモン”と“マリオ”が大好き。村上春樹の小説『ノルウェイの森』にも感動した。映画は『座頭市』シリーズ、北野武の『ソナチネ』、『もののけ姫』も繰り返し観ていた。もっともっと日本を知って刺激を受けたい」

――日本のファン、とくに女性へのメッセージは?

「自分の意志を貫いて、強い女性になってください。世界は、女性の力で革命が起きていますから。そして最後に、この映画をぜひ観てください!」

取材・文/金子裕子

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