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『ソーシャル・ネットワーク』、主役と主人公がサプライズの初対面!

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『ソーシャル・ネットワーク』、主役と主人公がサプライズの初対面!

2月27日(日)(以下、全て現地時間)に開催されるアカデミー賞の授賞式まであと1ヶ月を切った1月29日、遂に『ソーシャル・ネットワーク』の主人公を演じるジェシー・アイゼンバーグと、物語の主役でフェイスブックの創始者であるマーク・ザッカーバーグがサプライズの初対面を果たし、大きな話題を呼んでいる。

弱冠26歳にして億万長者になったマークは、同作のおかげもあって“米タイムズ誌の2010年の顔”に選ばれるなど一躍時の人になっており、本来であれば本人と作品のプロモーションをかねて、とっくに同作の関係者に会っているはずだ。しかし同作で描かれるマークをはじめとするキャラクターは間違っても万人が愛すべき存在として描かれているとは言いがたく、マークだけではなく、アンドリュー・ガーフィールド扮するエドゥアルド・サベリン、ジャスティン・ティンバーレイク扮するショーン・パーカーらは、口をそろえて「真実とはかけ離れている」と否定的なコメントを出しており、同作と距離を置いていたようだ。

しかし、米人気コメディ番組サタデー・ナイト・ライブに出演したジェシーが舞台でマークの物まねをしながら、「僕は女性というものを知っているし、彼ほどシャイじゃない」などと一人舞台で注目をさらった後、服装から髪型まで見事にマークになりきった同番組のスタッフとふたりで会話をしていたところ、突然本物のマークがジェシーの隣に現れたからびっくり! 舞台でふたりきりになってしまい、一瞬気まずいムードが流れたが、すかさずジェシーが、「ところで、この作品を最後まで見てもらえましたか?」とマークに質問した。マークが見たことを伝えると、恐る恐る感想を尋ねるジェシー。「面白かったですよ」とマークが同作を受け入れる姿勢を見せ、今まで製作側と本人の間に流れていた不穏な空気が一気に解消された。

全米興行成績が1億ドルを突破しそうな勢いの『ソーシャル・ネットワーク』は、現地時間1月16日に開催されたゴールデングローブ賞までは、作品賞、監督賞ともに独走を続けてきた。しかし、アカデミー賞と直結すると言われている全米プロデューサー協会賞(1月25日発表)、全米俳優組合賞(1月30日発表)ともに作品賞を『英国王のスピーチ』に、そして全米監督組合賞(1月29日発表)の監督賞を同作のトム・フーパー監督に奪われており、巷ではアカデミー賞受賞を危ぶむ声が聞こえ始めているところ。マーク本人のお墨付きを得たことで、一気に巻き返しを図りたいところだ。【NY在住/JUNKO】

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