【連載】『南沙良の 映画と小惑星ふたつぶんくらいの愛』第9回 今月のテーマ:魔法|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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コラム 2019/8/29 17:00

【連載】『南沙良の 映画と小惑星ふたつぶんくらいの愛』第9回 今月のテーマ:魔法

17歳の演技派、南沙良が「DVD&動画配信でーた」にて「南沙良の 映画と小惑星ふたつぶんくらいの愛 いよいよ壁がなくなるぞー!のテンションで映画を観る」を好評連載中。毎回ぱっと思いついたテーマをもとに、編集部がセレクトした映画を鑑賞。ときに趣味や普段の生活などの話題に脱線しつつ、彼女の素顔が垣間見えるような内容になっている。第9回のテーマは“魔法”、選んだ作品は『ペネロピ』。作品になぞらえ、南さんのコンプレックスをきいたところ、出てくる出てくる…。

 

「満員電車で私の足を踏んでくる人が水虫になる魔法をかけたい!(笑)」

南沙良、連載第9回のテーマは“魔法”
南沙良、連載第9回のテーマは“魔法”撮影/杉映貴子 ヘアメイク/平井寛功 スタイリスト/道券芳恵

――「魔法」というよりは「呪い」みたいな物語でしたね。…あれ? この連載始まって以来の笑顔じゃないですか。

 

「すごく面白かったし、ハッピーな気持ちになりました! ペネロピ(クリスティーナ・リッチ)がブタっ鼻なのにとてもかわいいし、ファッションや小物もオシャレで」

 

――相手役のマックス(ジェームズ・マカヴォイ)は?

 

「かっこいい!! サラサラな髪、ボタンを外したワイシャツ、しかもピアノまで弾くなんて。ズルい!」

 

豚鼻のクリスティーナ・リッチがキュート!な『ペネロピ』
豚鼻のクリスティーナ・リッチがキュート!な『ペネロピ』[c]IFC Films/courtesy Everett Collection/AFLO

 

――人が生まれつき抱えているコンプレックスをどう克服するか、という寓話でもありましたね。南さん、コンプレックスはありますか?

 

「いっぱいありすぎて…。まず、『イェーイ!』みたいなノリができないので、同年代の友達が少ないし、あと、面白い話ができません」

 

――南さんの話、毎月十分すぎるほど面白いですけど。

 

「大人数がすごく苦手で、一言もしゃべれないんですよ。SNSのグループでも発言できないほどですから」

 

――心地よい最大人数は?

 

「2人です!(キッパリ)」

 

――少なっ。せめて3人…。

 

「3人だとひとり余っちゃうじゃないですか。聞きに回ろうにも、私は相槌がうまくないんです。だから3人で細い道を歩くと、必ず2対1で私が1になっちゃう。とはいえ、2人は2人で、沈黙が怖いんですけどね」

 

――……。

 

「あと、顔がかわいくない(笑)」

 

――じゃあ理想の顔って? 

 

「二次元の…」

 

――え?

 

「昔からアニメやマンガのかわいい女の子をたくさん見ているので、ふと鏡で自分の顔を見ると落胆するんですよ。最近かわいいと思ってるのは、アニメ『冴えない彼女の育て方』の霞ヶ丘詩羽(かすみがおかうたは)ですね。そうだ、私、小さい頃太ってたので、家族から『ブタ』って呼ばれてました(笑)。まるでペネロピ(笑)」

 

――笑えないです…(笑)。じゃあ今回のテーマに沿って、もし魔法が使えるなら?

 

「かけたい魔法はいっぱいあります! まず、満員電車で私の足を踏んでくる人が水虫になる魔法」

 

――「電車に乗らなくて済む魔法」じゃなくて、ちゃんと相手に復讐したいんですね。

 

「はい(笑)。それから、好きな二次元キャラをこっちの世界に呼び寄せる魔法」

 

――一応聞きますが、誰を?

 

「アニメじゃないんですけど『ヒプノシスマイク』(※)の碧棺左馬刻(あおひつぎさまとき)ですね。ちなみに私、12人全員分のパートをカラオケで歌えます」

 

【写真を見る】『ヒプノシスマイク』の碧棺左馬刻が大好きという南沙良
【写真を見る】『ヒプノシスマイク』の碧棺左馬刻が大好きという南沙良撮影/杉映貴子 ヘアメイク/平井寛功 スタイリスト/道券芳恵

 

――左馬刻が目の前でラップを披露してくれたら…。

 

「い・い・で・す・ね〜!」

 

――他には?

 

「大人数の集団内で話す時、何人かを犬やネギにしたい」

 

――何言ってるんですか(笑)。

 

「人だと緊張するので。自分がしゃべったことに対するリアクションが見えちゃうのが、ちょっとイヤなんです」

 

――それが会話ですよ…。

 

「でもやっぱりいちばんかけたいのは、私が気になった人に『私と友達になりたい』って思わせる魔法ですね」

 

――「私と友達になる」魔法じゃなくて、「私と友達になりたいと思わせる」魔法ですか。リ、リアルですね…。

 

「切実なんです(笑)」

 

※12人の男性声優たちによるキャラクターラッププロジェクト。各キャラにはイラスト・ビジュアルや詳細なプロフィールが与えられている。左馬刻は横浜のヤクザで、「MAD TRIGGER CREW」というチームのリーダー。

 

前編即興演技で挑んだ主演作『無限ファンデーション』が全国順次公開中
前編即興演技で挑んだ主演作『無限ファンデーション』が全国順次公開中撮影/杉映貴子 ヘアメイク/平井寛功 スタイリスト/道券芳恵

 

写真&ひとこと:夏エンジョイキャンペーン

暑いと、思ったことをすぐ口に出してしまって危険…!
暑いと、思ったことをすぐ口に出してしまって危険…!

昔から夏が苦手な私ですが、ここ最近は夏エンジョイキャンペーン中で、私なりの夏の楽しみ方を探しています。暑いと、考えていることやふと思ったことを脳内会議を挟むことなく口に出してしまったりするので、夏は常に危険と隣合わせの私です。

取材・文/稲田豊史

●南沙良 プロフィール
2002年6月11日生まれ、神奈川県出身。第18回ニコラモデルオーディションのグランプリを受賞し、同誌専属モデルに。女優としては、映画『幼な子われらに生まれ』(17)に出演し、デビュー作ながらも、報知映画賞、ブルーリボン賞・新人賞にノミネート。その後、行定勲が監督を務めたロックバンド・レベッカの17年ぶりの新曲「恋に堕ちたら」(17)のMVに主演。映画初主演作『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18)では、第43回報知映画賞、第61回ブルーリボン賞・新人賞、第33回高崎映画祭・最優秀新人女優賞、第28回日本映画批評家大賞・新人女優賞を受賞し、その演技力が高く評価される。2月8日公開の映画『21世紀の女の子』(19)、5月17日公開の映画『居眠り磐音』(19)にも出演。前編即興演技に挑んだ主演作『無限ファンデーション』(19)が公開中、主演映画『もみの家』(20)は来春公開。1月に放送された、第30回フジテレビヤングシナリオ大賞・大賞受賞作『ココア』(フジテレビ系)ではドラマデビュー&初主演。またモデルとしても、「NYLON JAPAN」「GQ JAPAN」「ELLE Japan」「装苑」などの、数多くのファッションメディアに出演している。江崎グリコ「ポッキー」イメージキャラクター。「キリン 午後の紅茶」新イメージキャラクター。