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“英国王”コリン・ファースが「王室の存在に問題感じる」

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“英国王”コリン・ファースが「王室の存在に問題感じる」

『英国王のスピーチ』のジョージ6世役で、オスカー最有力候補と目されているコリン・ファースは、実は英国王室の存在には懐疑的なようで、国民の投票で選ばれたわけではない君主には問題を感じると米国のテレビ番組で発言した。

米CNNの「Piers Morgan Tonight」に出演し、元ジャーナリストの英国人司会者ピアース・モーガンから、英国王室に関する質問を受けたコリンは、「とても良い人たちのように見える」と答え、環境保護問題に取り組んでいるチャールズ皇太子を称賛した。しかし、もっと突っ込んだ質問をされると「僕は投票するのが大好きだ。実際、投票は僕が一番好きなことの1つだ」と答え、「では、投票で選ばれたわけではない支配者は?」と聞かれると「僕は問題を感じる。投票で選ばれたわけではない集団には」と答えた。

そんなアンチ王室的スタンスのコリンがジョージ6世を演じた理由については、「僕は、彼のキャラクターが大好きになった。あまり人に知られていない、ひっそりと歴史に隠れているヒーローが好きなんだ」と答え、「僕はスーパーパワーを持っている人々は好きじゃない」と語った。

英国のテレビ番組では言えなかっただろう率直な英国王室への見解を語ったコリンだが、本国では保守派の新聞の電子版などでユーザーコメント欄が盛り上がっている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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