テキトー男こと高田純次が初主演映画で真面目に人生を考える!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
テキトー男こと高田純次が初主演映画で真面目に人生を考える!

インタビュー

テキトー男こと高田純次が初主演映画で真面目に人生を考える!

定年退職を迎えたサラリーマンが老人化した自分たちの街に活気を取り戻すべく奮闘する笑いあり、涙ありの人情劇『ホームカミング』(3月12日公開)。何と今回、平成を代表する“テキトー男”の高田純次が大真面目に映画初主演に挑戦! バラエティなどで見せる表情とは打って変わって、どこにでもいる普通の中年男性・鴇田を演じている。

「脚本を読んで、普段の自分じゃないところを見てほしいと思って、出演を決めたところがありますね。テレビで視聴者に見せる自分をやっても仕方がないので、普通のオヤジにしたいなと。でも、鴇田は特に際立ったキャラクターではないので、難しかったです。僕が普通に演じちゃうと、格好良くなっちゃうのでね(笑)」と、冗談を交えつつ、本音もポロリ。それでも肩肘張らず、現場にいられたのは共演者のおかげだという。

「共演者は役者の先輩で、皆さんがしっかりと演技をしてくださるから、ありがたかったですね。僕はセリフも一字一句変えず、セカンドライフをどう生きていくかを表現できればと思っていました」。そして、役柄と同年代の高田も映画を通じてセカンドライフについて考えるようになったようだ。

「僕の場合、定年がない分“次の日も仕事が来るかな?”という心配が代わりにありますけど、定年という感覚はなく、健康なら何でもできるし、自分の役目をまっとうするだけという気持ちです。でも、現実的に考えれば、60代は1つの節目ですよね。ほとんどの男が仕事優先で生活してきているだけに、定年後の人生に対する不安はあるはずです」。

しかし、高田自身は「忙しい時の方が色々頭が働くし、暇になったらむしろ何もやらなくなってしまうと思いますね。自分にもう少しパワーがあったら地元(調布市)に秘宝館の1つでも建てたい(笑)」と、まだまだ絶好調な様子! さらに、これからの人生を大いにエンジョイすべく、次なる目標も。「次に主演の話があれば悪人を演じてみたいですね。善人よりも悪人の方が見ている人にも伝わりやすいし、演じやすいと思いますし。僕なんか人からは“テキトー男”なんて言われていますけど、もはや何がテキトーなのかわからなくなって、いくつになっても自分探しの旅をしています(笑)。だから、今回のように映画に出演する機会を与えてもらえるのは、すごく嬉しいことですね」。

日々を貪欲に生きる高田が大真面目に取り組んだ本作。同世代だけじゃなく、若い世代にも人生を楽しむためのヒントを教えてくれるはずだ。【リワークス】

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