映画賞続々ノミネート!グレタ・ガーウィグ監督作『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』2020年3月公開|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
映画賞続々ノミネート!グレタ・ガーウィグ監督作『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』2020年3月公開

映画ニュース

映画賞続々ノミネート!グレタ・ガーウィグ監督作『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』2020年3月公開

ルイザ・メイ・オルコットの自伝的小説を、『レディ・バード』(18)でアカデミー賞監督賞をはじめ5部門にノミネートされたグレタ・ガーウィグ監督が斬新にみずみずしく、モダンに生まれ変わらせた『Little Women』(原題)が、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の邦題で2020年3月に公開されることが決定した。

南北戦争時代を舞台に力強く生きるマーチ家の四人姉妹の絆と成長をハートフルに描いた「若草物語」。幾度となく映画化されてきた名作を、本作では次女のジョーにフォーカスをあて物語が紡がれる。

女性がアーティスト=表現者として成功をつかむことが難しかった時代に、作家になる夢を持ち続ける一途でまっすぐな女性ジョー。性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと、想いを寄せる幼馴染のローリーからのプロポーズにも応じずひたすら夢を追い続けるが…。

女性にとっての結婚、仕事、人生の選択肢、そして「自分らしさとはなんなのか?」という、現代を生きるわたしたちの中にもある普遍的なテーマを訴え、自分が信じた道を進むため立ちはだかる障害や心の葛藤がエモーショナルかつ繊細に描かれる。

主人公のジョー役を演じるのは、このたび発表された第77回ゴールデン・グローブ賞で本作で見事主演女優賞にノミネートされた女優のシアーシャ・ローナン。またジョーのソウルメイトであり彼女に愛を告白するローリー役には、いまもっとも注目される若手実力派のティモシー・シャラメ。『レディ・バード』(18)のグレタ・ガーウィグ監督とシアーシャ、ティモシーの3人が再結集したことでも、本作は大きな話題を集めている。

さらに美しくてしっかりものの長女メグ役に「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン、内気で繊細なピアニストの三女ベス役はHBOの「シャープ・オブジェクツ」のエリザ・スカンレン、そして人懐っこいが頑固な末っ子エイミー役を期待の新星フローレンス・ピューが演じる。

また名優ローラ・ダーンが、マーチ家の愛されてやまない愛情豊かな尊き母親を好演。さらにアカデミー賞の常連メリル・ストリープが四姉妹の裕福なマーチ叔母役で、ジョーの人生に大きな影響を与える人物として登場する。

音楽は『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)、『シェイプ・オブ・ウォーター』(18)でアカデミー賞を受賞したアレクサンドル・デスプラ、衣装デザインは『アンナ・カレーニナ』(13)でアカデミー賞受賞、『美女と野獣』(17)を手掛けたジャクリーン・デュラン。

第77回ゴールデン・グローブ賞では主演女優賞と作曲賞にノミネート、ニューヨーク映画批評家協会賞ではローラ・ダーンが助演女優賞を受賞するなど、世界の映画賞ノミネートに名を連ね始めた本作にさらなる注目が集まる!

文/富塚 沙羅

関連作品