【連載】『南沙良の 映画と小惑星ふたつぶんくらいの愛』第14回 今月のテーマ:鬼|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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コラム 2020/1/28 18:34

【連載】『南沙良の 映画と小惑星ふたつぶんくらいの愛』第14回 今月のテーマ:鬼

17歳の演技派、南沙良が「DVD&動画配信でーた」にて「南沙良の 映画と小惑星ふたつぶんくらいの愛 いよいよ壁がなくなるぞー!のテンションで映画を観る」を好評連載中。毎回ぱっと思いついたテーマをもとに映画を鑑賞。ときに趣味や普段の生活などの話題に脱線しつつ、彼女の素顔が垣間見えるような内容になっている。第14回のテーマは2月の節分にちなんで“鬼”。作品は、(少々苦しいけど)殺人“鬼”つながりで『羊たちの沈黙』。でもたしか、この手の映画は苦手だったはず…。

 

「トラウマはたくさん食べすぎて喉に詰まらせたバナナです!」

南沙良、連載第14回のテーマは“鬼”
南沙良、連載第14回のテーマは“鬼”撮影/杉映貴子 ヘアメイク/平井寛功 スタイリスト/道券芳恵 衣装協力/ミントデザインズ

 

――第64回アカデミー賞で主要5部門を独占した、サイコ・サスペンス映画の金字塔的名作です。

 

「クリスマス・イブの夜中に観る映画じゃありませんでした…。あまりにも残酷なシーンは、下を見ながら音声だけ聞いてたんですよ。クラリスたちが検死するところとか、レクター博士が警官の顔にかみ付くところとか。画面を見てないから、何が起こっていたか、よく分かってないんですけど(笑)」

 

――この手の映画、人一倍苦手でしたよね。

 

「2019年でいちばん心拍数が上がりました! 観終わった後、思わず戸締まりを確認しました。レクター博士も明らかにおかしい人だけど、人間自体には敬意を払ってる。そこが逆に恐ろしすぎて」

 

――クラリスは幼い頃に聞いた子羊たちの悲鳴がトラウマになっていました。南さんにとってトラウマと呼べるようなことってありますか?

 

「バナナです! 元々大好きだったんですけど、小学生の頃にたくさん食べすぎたら喉に詰まらせて、病院に行く最中に全部出してしまって…。その記憶が鮮明に残っているので、以来バナナはちょっと…」

 

――それは大変でしたね。

 

「あと、物心ついた時から、ひとりでお風呂に入っている時には、絶対目をつぶらないようにしています」

 

――背後から何かが襲う? 戸締まりしていてもダメ?

 

「そういう問題じゃないんです。たぶん、そういうシーンがある怖い映画を小さい頃に観たんでしょうね。だからシャンプーも目を開けたまま。とても器用に髪を洗ってますよ(笑)」

 

オスカー主要5部門を独占した傑作『羊たちの沈黙』
オスカー主要5部門を独占した傑作『羊たちの沈黙』[c]Orion Pictures Corp/courtesy Everett Collection/AFLO

 

――ちなみに、今回のテーマは節分にちなんで“鬼”。少々苦しいですが(笑)、殺人“鬼”つながりです。南家の節分の思い出を聞かせてください。

 

「申し訳ないんですけど、私の中で、あまり節分の思い出がなく…」

 

――前回、クリスマスの話はあんなに盛り上がっていたのに…。

 

「はい、クリスマスは年間行事の中でいちばん好きなので! でも一応、節分らしいことはやってましたよ。スーパーで豆を買ってきて、投げて、落ちたものを食べる」

 

――普通、投げる豆と食べる豆は別にしませんか。

 

「3秒ルールがあるので大丈夫です(笑)。とはいえ、家族の中で投げていたのは私だけなんですけどね」

 

――今までに出会った“鬼”みたいな人っていますか?

 

「この連載でも再三お話ししてる、“何でも否定マン”ですよ! 明るい人に多いんです。気を遣ってくれてるのか、私の希望をとりあえず聞いてはくるんですよ。何したい?どこ行きたい? 何食べたい?って。だけど私がリクエストすると、『それはちょっとなー』って(笑)」

 

――じゃあ最初から聞かないでよ、と。

 

「『何食べたい?』『鍋』『ちょっとなー。だって暑くない?』って。鬼というか、私にとっては…魔族、かな(笑)」

 

――分かりあえない異民族同士、ですか。ところで、もし『羊たちの沈黙』みたいなサイコ・サスペンス作品の出演オファーが来たらどうします?

 

「演じられます! 顔の皮を剥がれる側だったら怖いですけど」

――そういう役は来ないと思いますよ…。

 

【写真を見る】主演最新作『もみの家』は3月20日(金)公開!
【写真を見る】主演最新作『もみの家』は3月20日(金)公開!撮影/杉映貴子 ヘアメイク/平井寛功 スタイリスト/道券芳恵 衣装協力/ミントデザインズ

 

写真&ひとこと:地球の核を覗いている人参

地球の核を覗いている人参
地球の核を覗いている人参

皆さまはどんなお正月を過ごされましたか。私は年末年始、元気に不摂生をしておりました。。ここ最近は常に健康第一を考えて行動していたので、たまにハメを外す楽しさといったらそれはもうたまりませんでした。2020年、今年も健やかに育っていこうと思います。

取材・文/稲田豊史

●南沙良 プロフィール
2002年6月11日生まれ、神奈川県出身。第18回ニコラモデルオーディションのグランプリを受賞し、同誌専属モデルに。女優としては、映画『幼な子われらに生まれ』(17)に出演し、デビュー作ながらも、報知映画賞、ブルーリボン賞・新人賞にノミネート。その後、行定勲が監督を務めたロックバンド・レベッカの17年ぶりの新曲「恋に堕ちたら」(17)のMVに主演。映画初主演作『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18)では、第43回報知映画賞、第61回ブルーリボン賞・新人賞、第33回高崎映画祭・最優秀新人女優賞、第28回日本映画批評家大賞・新人女優賞を受賞し、その演技力が高く評価される。主演映画『もみの家』が3月20日、『太陽は動かない』が5月15日公開。'19年1月に放送された、第30回フジテレビヤングシナリオ大賞・大賞受賞作『ココア』(フジテレビ系)ではドラマデビュー&初主演。“写真”をテーマにした『ピンぼけの家族』でNHKドラマ初出演を果たす(3月4日放送)。江崎グリコ「ポッキー」、「キリン 午後の紅茶」イメージキャラクター。ソフトバンク「SoftBank学割」CMキャラクター。