実写版『映像研』の“部室”に潜入!齋藤飛鳥&山下美月&梅澤美波「探検しがいがある」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
実写版『映像研』の“部室”に潜入!齋藤飛鳥&山下美月&梅澤美波「探検しがいがある」

コラム

実写版『映像研』の“部室”に潜入!齋藤飛鳥&山下美月&梅澤美波「探検しがいがある」

大童澄瞳の人気漫画を実写映画化する『映像研には手を出すな!』が5月15日(金)よりスクリーンにお目見えする。個性的な女子高生三人組がアニメーション制作を志す姿を情熱と想像力いっぱいに描き、今年1月からNHK総合で放送されたテレビアニメ版も大いに話題を呼んだ本作。実写版で映像研のメンバーを演じる乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波は一体どんな掛け合いを見せてくれるのか。気になる想いを抱えて、Movie Walkerでは撮影現場に潜入!「原作の世界観を実写化できるのか?」と不安もあったと話す齋藤、山下、梅澤がそれぞれのキャラクターにシンパシーと愛情を注いで撮影に打ち込む姿とともに、細部まで作り込まれた“秘密基地感”あふれる部室の様子を目撃した。

原作を再現した映像研の部室に驚愕!

【写真を見る】実写となってお目見えする映像研の部室。齋藤飛鳥も再現度に驚き<写真13点>
【写真を見る】実写となってお目見えする映像研の部室。齋藤飛鳥も再現度に驚き<写真13点>[C]2020「映像研」実写ドラマ化作戦会議 [C]2020「映像研」実写映画化作戦会議 [C]2016 大童澄瞳/小学館

「アニメは設定が命!」を信条に掲げ、ことあるごとに妄想を爆発させる変わり者の浅草みどり(齋藤)。親に反対されつつも自分を表現するためにアニメーターを目指すカリスマ読者モデルのお嬢様、水崎ツバメ(山下)。その二人の才能をまとめて管理し、金儲けをしようとするプロデューサー気質の少女、金森さやか(梅澤)。本作は、三人の女子高生たちによる青春冒険ストーリーだ。映画に先駆けて、4月5日(日)からは同キャスト&同スタッフによるドラマ版の放送が始まるが、撮影は英勉監督のもと、映画とドラマの同時進行で2019年10月下旬〜2020年1月下旬にわたって敢行された。

記者が訪れたのは、関東近郊にある、昭和初期に建てられた大きな倉庫を使った映像研の部室シーン。原作で浅草が「でっけえ!」、水崎が「外壁が金属の波板だよ!」、金森が「ただの古いトタン板ですよ」と感想を述べた部室だが、そのイメージ通りの外観に驚愕。さらに部室内部に入ってみると、原作通りの2階建て、浅草のデスクには軍用リュックサック、水崎のデスクには人体模型、金森のデスクには経営本が並ぶなど、隅から隅までこだわりが込められている。これには齋藤も「どこを見ても楽しくて!休憩の時にもあちこち見ちゃうんです。探検しがいがあります」、山下も「遊び心がたくさん散りばめられていて、その込められた想いも映像研の世界と同じ」、梅澤も「360度、どこを見渡してもおもしろい!」と目を輝かせていた。

「金森氏ー!」「金森さん!」との声も息ぴったり!
「金森氏ー!」「金森さん!」との声も息ぴったり![c] 2020 「映像研」実写映画化作戦会議 [c] 2016 大童澄瞳/小学館

そしていざ、撮影がスタート。この日はドラマ版の撮影となり、金森が白目をむいて倒れ、浅草と水崎が圧倒されるというシーンだ。現場には英監督の元気な声が響き渡り、冬の寒さにも負けず、キャスト、スタッフからも笑顔がこぼれる。制服姿の齋藤、山下、梅澤はキャラクターのオーラをしっかりと身にまとい、金森役の梅澤が白目をむいて倒れると、浅草役の齋藤が「金森氏ー!」、水崎役の山下が「金森さん!」と叫ぶ。テンポ感や声の合わせ方も、息ぴったりだ。

「どうやって実写化するんだろうと、不安も大きかったです」(齋藤)

浅草役は「挑戦の多い役柄」と齋藤飛鳥
浅草役は「挑戦の多い役柄」と齋藤飛鳥[c] 2020 「映像研」実写映画化作戦会議 [c] 2016 大童澄瞳/小学館

虚実入り乱れた個性的な世界観が魅力の原作とあって、実写化のキャストに抜てきされた3人にとっては、少なからず不安もあったという。

齋藤は「原作を読んだ時に、漫画だから成立するのではないか…と思うような場面ばかりで。どうやって実写化するんだろう、私たちにどんなことができるんだろうと、心配も大きかったです」、山下も「原作はスピード感がすごい。演じるのも、女子高生でありながら、それぞれのキャラクター性がとても濃くて、これまで演じたことのないような役柄」、梅澤も「原作がすばらしいので、やっぱり不安でした」と吐露。

「英監督はいつもかっこいい背中を見せてくれます」と信頼感たっぷり
「英監督はいつもかっこいい背中を見せてくれます」と信頼感たっぷり[c] 2020 「映像研」実写映画化作戦会議 [c] 2016 大童澄瞳/小学館

しかしその不安は、英監督、仲間の存在、作り込まれたセットのおかげで、どんどん「楽しみ」へと変わってきたと声をそろえる。

齋藤は「英監督はすごく楽しい方で、いつも近くにきて演出してくださる。指導の時は、ご自身で演じてくれるんですよ!冬の寒さは厳しいですが、スタッフさんもみんな仲がよくて、恵まれた環境だなと思います」と感謝。山下も「カイリー号のような普段だったら関わることのないセットや道具に触れられることも、すごく楽しいです。英監督は一緒に考えながら、キャラクターを作ってくださる監督。迷っていると、いろいろな提案をしてくださって、とても心強いです。ワンシーンごとに達成感があります!」、梅澤も「飛鳥さんが言っていたように、英監督はそれぞれのキャラクターを演じながら演出してくださるんですが、それが本当にすごいんです!私たちのキャラだけでやなく、生徒会メンバーだって演じてしまう(笑)。いつもかっこいい背中を見せてくれます」とチームへの信頼感を語っていた。

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