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エイミー・ワインハウス、ドラッグのオーバードーズの疑いで死去

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エイミー・ワインハウス、ドラッグのオーバードーズの疑いで死去

英国を代表するシンガー、エイミー・ワインハウスが、現地7月23日午後3時54分(日本時間午後11時54分)、救急医療隊員によって自宅のマンションで死亡しているところを発見された。詳しい検視解剖はまだ行われていないが、デイリー・メイル紙、ガーディアン紙などの英紙は、死亡原因についてドラッグのオーバードーズである疑いがあると報じている。

英国SKYニュースの報道によれば、電話を受けてから5分以内に2台の救急車と1台の救急自転車が彼女の自宅に到着したそうだが、救急医療隊員が彼女の自宅に駆けつけた時には既に手遅れの状態だったという。

エイミーはこれまでに薬物とアルコール依存症のために4回のリハビリ治療を受けているが、今年5月に入所した時にはわずか一週間で退院。その後、すぐにコンサートツアーに復帰したが、歌詞を忘れるなどしてうまく歌えず、会場からブーイングを受けていた。

まるで坂道を転がり落ちるような彼女の薬物への依存につき、エイミーの母親のジャニスは、2008年の時点で「娘は自分より先に死ぬだろう」とインタビューで発言していたという。「私たちは彼女がゆっくりと自分を殺しているのを見ているようです。私は既に彼女の死を覚悟しています。このまま行けば、ドラッグが彼女を奪ってしまうでしょう。ヒース・レジャーやブリトニーを見て思うのです。彼女も彼らと同じ道をたどっていると。まるで車が自動車事故に遭うのを見ているようです。あの子は、あれほどの才能を無駄にしようとしている」と、ジャニスは2008年に語っていたと英紙デイリー・メイルが伝えている。

スキャンダルまみれの私生活にもかかわらず、英国ミュージックシーンでは桁違いの歌唱力を持つシンガーとしてリスペクトされ、“21世紀のビリー・ホリデイ”と呼ばれることすらあったエイミー。彼女のファンだけではなく、英国民全体が早過ぎたエイミーの死に衝撃を受けている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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