もやしっ子からマッチョへ!『キャプテン・アメリカ』スティーブ・ロジャースの劇的変貌|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
もやしっ子からマッチョへ!『キャプテン・アメリカ』スティーブ・ロジャースの劇的変貌

映画ニュース

もやしっ子からマッチョへ!『キャプテン・アメリカ』スティーブ・ロジャースの劇的変貌

アメコミヒーローの3D実写版『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』が10月14日(金)に公開を迎える。本作の主人公であるスティーブ・ロジャースは後に世界最初のヒーローとなるキャプテン・アメリカだが、劇中に初めて登場した彼は全くヒーローらしからぬ典型的な“もやしっ子”なのだ。その彼が“マッチョ”へと変貌するところも本作の見どころの一つと言えよう。

今回公開された写真を見ると、その変化は一目瞭然だ。見るからにひ弱で、体重約40kgの喘息持ち。ひょろひょろの病弱で、まさに“もやしっ子”のロジャースは、軍の極秘計画であるスーパーソルジャー実験に志願し、まるで別人の姿へと生まれ変わる。人間のあらゆる身体能力が極限まで増幅され、背の高さ、力強さ、スピードを備えた超人的な肉体へと変貌を遂げるのだ。あまりの劇的な変化に、一見別々の俳優が演じているように間違われるのだが、モーフィングという技術を駆使し、主演のクリス・エヴァンスが二役を見事に演じ切っている。モーフィングとは、ある物体から別の物体へ、自然に変形する映像を見せる特殊効果のこと。あらかじめ2つのモデルを撮影し、その中間の形状を自動生成することで表情変化のアニメーションを作り出すことができる。『ターミネーター2』(91)の敵役T-1000の描写にもこの技術が使用され、マイケル・ジャクソンの「Black Or White」のPVでも取り入れられ話題となった。

演じるクリス・エヴァンスは、主人公スティーブ・ロジャースの魅力を「ヒーローとしての魅力はたくさんある。彼に従って戦いたいと思うような人ですし、指導者になってもらいたいと思うような人。そう思うのは彼が勇敢で正義にあふれているからではなく、善良な人で、彼だったら自分が戦場から無事に戻れるように確認してくれると思えるからです」と語る。ジョー・ジョンストン監督は「人はスティーブ・ロジャースというキャラクターを知ることになります。70年もの間、絶大な人気を博している理由です。その理由こそが私が映画を手がけた理由です」と、一見ひ弱だが、全てのヒーローに通ずる条件を兼ね備えたキャプテン・アメリカにほれ込んでいる。

魅力がたっぷり詰まったスティーブ・ロジャースの劇的変化の様子は、是非とも劇場で確かめてもらいたい。【Movie Walker】

関連作品