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2012年はダンスの年!? 世界各国のダンス映画が日本を鼓舞

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2012年はダンスの年!? 世界各国のダンス映画が日本を鼓舞

ヒップホップダンス、クラシックバレエ、盆踊り。種類は様々あれど、音楽に合わせて体を動かすダンスは、人間の体を使った芸術の代表格だろう。2012年度には、中学校の体育教科で武道と共に必修化されるということもあり、来年は色々な形でダンスに注目が集まるに違いない。

そんなブームの予感が漂うなか、最も注目を集めているのが、先日の東京国際映画祭でも上映され話題となった『Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(2月25日公開)だろう。硬質な演出や振付が特徴的なコンテンポラリーダンス界を代表する天才舞踊家であり、振付家のピナ・バウシュが2009年に亡くなるまでの軌跡を、ヴィム・ヴェンダース監督がとらえたダンスドキュメンタリーで、3D映画の新たな可能性を切り開く一本としても期待が高まっている。

また、同作の上映に先駆け、クラシックバレエ界からその活躍の場を広げた日本を代表するダンサー・首藤康之の魅力に迫った『今日と明日の間で』、イギリスの公開オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」の第2シーズン優勝者ジョージ・サンプソン、第3シーズンであのスーザン・ボイルを破って優勝を果たしたダンスパフォーマンス集団のダイバーシティらが登場する青春ダンスバトルムービー『ストリートダンス TOP OF UK』の2作品が1月7日(土)に公開されるなど、2012年初頭の日本の映画館をダンス作品が華麗に彩ってくれるのだ。

そのうえ、『カラスの飼育』(87)、『血の婚礼』(85)、『カルメン』(83)などの名作を次々と生み出したスペイン映画界の巨匠カルロス・サウラ監督が再びフラメンコ界の伝説的存在たちに迫るドキュメンタリー『フラメンコ・フラメンコ』も2012年正月というタイミングで公開を予定している。

近年にないほど、ダンスを題材にした多彩な映画が続々とスクリーンに登場する2012年初頭。情熱的なダンスから一年をパワフルに過ごすエネルギーをもらうのも良いかも!?【トライワークス】

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