過激な下ネタも満載! ハリウッド史上最も笑えて、最も泣けるガールズムービー

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過激な下ネタも満載! ハリウッド史上最も笑えて、最も泣けるガールズムービー

花嫁の親友や親族が集まってチームを作り、式当日まで花嫁の世話をする。欧米で行われる結婚式を陰で支えるブライズメイズ(花嫁介添人)は、その存在になじみのない日本では「花嫁を盛り立てるための脇役」と思われがちだが、独身最後のパーティーの場所や飾り付けの選定などを担当し、結婚式までの花嫁を支える重要な役目を担っているのだ。そんなブライズメイズを主人公に、アラフォー女子の本音と男子に負けない熱い友情を描いた話題作『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』が4月28日(土)よりいよいよ公開される。

恋も仕事もうまくいかないなかで、親友リリアンを心の支えとしてきた30代の独身女性アニーは、恋人との結婚を決めたリリアンからブライズメイドのまとめ役でもある“メイド・オブ・オナー”を任されることに。しかし、4人のブライズメイドは、リリアンのいとこで息子が3人もいるリタとリリアンの同僚で新婚のベッカ、花婿の妹メーガン、それに花婿の上司の美人妻ヘレンという面々。彼女たちと協力しながら、リリアンを最高の花嫁にするために力を合わせるアニーだが、問題含みのブライズメイドたちに囲まれ、彼女のプランは前代未聞のトラブルが続出。遂にはリリアンと大喧嘩してしまう最悪の事態に。

大人の女性映画の金字塔的作品『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズを越える大ヒットを記録したばかりか、ゴールデングローブ賞とアカデミー賞まで賑わせた本作は、女性版『ハングオーバー!』シリーズとも言うべき過激なコメディだ。主演のクリステン・ウィグは長寿バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」や『宇宙人ポール』(11)で知られる、全米で絶大な人気を誇る女性コメディアンである一方、彼女が手掛けた本作の脚本は、第84回アカデミー脚本賞にノミネートされたほどの多才ぶりを披露している。

超高級ブライダルショップでの試着中に食中毒の発作に襲われたり、最後の独身旅行となるラスベガス行きの飛行機で恐怖を紛らわすために飲んだお酒のせいで全員が途中で降ろされる羽目になるなど、ブライズメイドたちを次から次へと襲うトラブルは笑うに笑えないものも。しかし、その悲惨さを爆笑へと昇華させる主演のクリステン・ウィグをはじめとするアメリカを代表するコメディエンヌたちが繰り広げる体当たりの演技は、LAの有名な即興劇団「グラウンドリングス」で培ったチームワークの賜だろう。

過激な下ネタやギャグが散りばめられながらも、女と女の友情をしっかりと描き、アメリカ映画界で高い評価を得た本作。素直に笑って泣ける映画を求める人には、最高のひと時を与えてくれるに違いない。【トライワークス】

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