「クレヨンしんちゃんのギャグをパクったことがある」とココリコが告白! しんちゃんのギャクセンスに脱帽|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「クレヨンしんちゃんのギャグをパクったことがある」とココリコが告白! しんちゃんのギャクセンスに脱帽

インタビュー

「クレヨンしんちゃんのギャグをパクったことがある」とココリコが告白! しんちゃんのギャクセンスに脱帽

子供だけでなく、大人も熱く感動できるとして人気の『映画クレヨンしんちゃん』。映画20周年作品となる『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』が、いよいよ4月14(土)より公開。シリーズ初となる宇宙を舞台に、長女・ひまわりを取り戻すべく、野原一家が大騒動を繰り広げる。ゲスト声優には、同じくデビューから20年目という縁を受けて、ココリコの遠藤章造と田中直樹、土田晃之、藤井隆が抜擢。そこでココリコのふたりを直撃した。

ひまわりをお世話する“イケメンDEイケメン軍団”に扮して、息の合ったアフレコを披露した同期チーム。ふたりは「同窓会のようで、とにかくアフレコが楽しかった!」と口を揃える。田中は、「同期というと、藤井(隆)、ツッチー(土田晃之)もそうやし、中川家、たむけん、陣内(智則)、コバ(ケンドーコバヤシ)などがいますが、やっぱり特別なんです。一緒に歩んできたというかね。これからはそこにしんちゃんも加えられる。嬉しいですね!」と同期愛を告白。遠藤も「しんちゃんも、もう20年なんやね。毎週やっているアニメで映画もあって。それでもずっと色あせない!」と感慨深げだ。

パパでもあり、もともと『クレヨンしんちゃん』のファンでもあるふたり。世代を超えて愛されるしんちゃんの魅力を尋ねると、遠藤は「定番化しているのに、常に時代が発信するものをキャッチして、良い方向に変わり続けている。僕らも見習って定番にならんと」と意気込んだ。田中も「しんちゃんはいつもはお馬鹿だけど、締めるところはめちゃくちゃ締めるでしょ。ビシッと! そのギャップが格好良い。熱い部分が根底にあるから、20年も続いているんだと思う」と言うと、遠藤は「そうそう! 優しいのにおてんば。そのギャップも含めて、日本人が持っていなきゃあかんものをしんちゃんが見せてくれる」と分析してくれた。

そんな『クレヨンしんちゃん』もアニメ放映当初は視聴率が4%だったという。20年を経て、国民的アニメに成長した。ふたりにとって、20年というのはどのような年月だったのだろう? 田中は「20年前にふたりでコンビを組んで、3年経ってレギュラー番組に出られなかったら辞めようと思っていて。それがギリギリで、あるコーナーに出させてもらって。もうちょい続けていこうと、やってきたことの積み重ねなんですよね」。遠藤も「今年、40歳なので、人生の半分がココリコになる。スタートから3年は『レギュラーを!』って決めていたけれど、それ以降はふたりで『こうしていこう』って決めてきたことはないんです。やっぱり流れに乗るって大事なことで。しんちゃんみたいに、その時の流れに色々と形を変えながら乗って、進んで行けたら良いですね」と語ってくれた。

また、お互いの好きなところを挙げてもらうと、遠藤は「田中は本当に優しい。田中が『動物が好き』っていうと、みんな納得するでしょ? 僕が言ったら嘘くさいもん(笑)。にじみ出ているんでしょうね、優しさが」と相方を絶賛。田中は「遠藤はとにかく頭の形がいびつ。でも、それを隠すのがうまいんですよ」というと、遠藤「そこ!? でも、これまで何千という頭を見てきた脳神経外科の先生が僕の頭を見て笑いましたからね(笑)。いや、そういうことじゃないでしょ!」と乗りながらも突っ込みを。終始、ふたりの間には心地の良い空気が流れるが、コンビ仲について田中は、「心配もするけれど、心配もしない仲。小学校からの幼馴染なので、友達の延長にコンビがある。その距離感が良いのかな」と言うと、「そうやね、僕は夫婦では失敗しちゃったけど(笑)」とうなずき、コンビ仲の秘訣を明かしてくれた。

最後にしんちゃんのギャグセンスを評価してもらうと、遠藤は「僕ね、娘がしんちゃんを見て真似をしたギャグを、その時勉強不足でしんちゃんのギャグだって知らなくて。『うちの娘、天才や!』と思って、そのギャグを何回かテレビでやったことがあります(笑)。バクりたいくらいのセンスですよ!」と告白! 続けて「これからもずっと5歳児にリスペクトされるしんちゃんでいてほしい。理想は、僕らも60歳の還暦、しんちゃんも40周年を迎えて、こうやってまた一緒に仕事ができたら良いですね」と話し、田中も「良いね! 今度は“イケメン軍団”ならぬ、“腰痛軍団”で(笑)!」と展望を語ってくれた。

「胸をドーンと打たれる展開が待っている」とふたりも明かすように、今回もパワーアップした想像力の中に家族愛があふれ出す。是非、野原一家と一緒に冒険の旅に出かけてみてほしい。【取材・文/成田おり枝】

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