クリステン・ウィグが2012年TIME誌「世界で最も影響力のある100人」に選出
何をやっても駄目なヒロインと花嫁介添人たちの身に降りかかるトラブルの数々を描く『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(公開中)。本作で脚本・共同製作・主演を務めるクリステン・ウィグが、2012年TIME誌(4月30日号)の選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に選出された。
クリステンはロサンゼルスの有名な寸劇&即興劇団ザ・グラウンドリングスの主要団員を経て、2005年からテレビ「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」に6年間出演、エミー賞助演女優賞に3度ノミネートされた。ジャド・アパトー監督『無ケーカクの命中男 ノックトアップ』(07)で本格的に映画デビュー。主な出演作に『俺たちダンクシューター』(08)、『ローラーガールズ・ダイアリー』(10)、『幸せの行方…』(12)など。アニメ『ヒックとドラゴン』(10)、『怪盗グルーの月泥棒 3D』(10)では声優も務めている。本作で初めて脚本を担当したにも関わらず、第84回アカデミー脚本賞にノミネートされた。
TIME誌寄稿で本作プロデューサーのジャド・アパトーは「この映画でのクリステン・ウィグの素晴らしいとしか言いようのない演技は、ゴールデン・グローブ賞(ミュージカル・コメディ部門)主演女優賞ノミネートで評価され、同じく勇敢で斬新で聡明な初脚本も、アカデミーにノミネートされた。『サタデー・ナイト・ライブ』の第一線で活躍していた彼女が、遂に映画でもその才能を発揮したことになるが、『サタデー・ナイト・ライブ』時代から、自分はとにかく彼女の存在感がすごいと思っていた。クリステンはコメディ界の中で、女性というものを確立していると思っていなかった。もちろん、コメディ界の女性は常に素晴らしいのだけど。アメリカのコメディエンヌには素晴らしい先達がたくさんいるから、クリステン自身には自分が切り開いてきたという気負いはなく、至って謙虚である。映画を作るために注いだ、表の彼女からは見えない長年の苦労を間近で見られた自分はとてもラッキーだ」と、コメントを寄せた。
今回の100人には、ヒラリー・クリントン米国務長官、バラク・オバマ米大統領、歌手で本年度のグラミー賞受賞のアデル、FCバルセロナのメッシ、女優のクレア・デインズ、金正恩北朝鮮最高指導者など、世界に大きな影響をもたらす人物が選出されており、クリステンも本作をきっかけに世界的な飛躍が期待される。【Movie Walker】