声優初挑戦の橋本愛の「血なまぐさいのが苦手」発言に、水樹奈々も苦笑い|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
声優初挑戦の橋本愛の「血なまぐさいのが苦手」発言に、水樹奈々も苦笑い

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声優初挑戦の橋本愛の「血なまぐさいのが苦手」発言に、水樹奈々も苦笑い

ハードなアクション描写と緻密なストーリー展開で、世界中から熱い支持を受けている『BLOOD』シリーズの最新作『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』の初日舞台挨拶が6月2日、新宿ピカデリーで開催され、声優を務めた水樹奈々、野島健児、橋本愛、神谷浩史、そして塩谷直義監督が登壇。主人公の小夜役の声を演じた水樹は、満員の会場に向かって、「朝からこんなにパンチのある作品をチョイスしてくださって、ありがとうございます!」と喜びをあらわにした。

“セーラー服姿の女子高生が日本刀を手に異形のものと戦う”というコンセプトを基に、多様なメディアミックスを展開する人気シリーズ。本作は、アニメーションスタジオProduction I.Gと、女性漫画家集団CLAMPがタッグを組んだことでも話題を呼んだテレビアニメ「BLOOD-C」の最終章に当たる。悲しい宿命を背負った小夜役について水樹は、「格好良くて、凛としていて、周りからも新しいヒロイン像だと言ってもらえる」と愛情たっぷりにコメント。続けて「劇場版になると小夜は別人のようで、鼻歌を歌っていた頃が懐かしい! テレビシリーズとアプローチは違うけれど、誰かのために戦っているという芯の部分は同じ。淡々とした中に、ちょっとずつ零れる本当の心を出したいと思った」と劇場版の見どころを語った。

また、小夜の復讐の矛先となる七原文人役を演じた野島は、「役が役なので、皆さんの僕に対する視線が若干キツイ感じがします(笑)。でも、全て文人の愛情から生まれたものだと思う。彼は初めて人を好きになったんじゃないかな」と役柄を分析した。文人への復讐を目論む殯蔵人役の神谷は、「最後に彼が言っていたセリフってわかりましたか?」と会場に語りかけ、「実は『文人と一緒に世界を牛耳りたかった!』ということを言っていると監督から話がありまして。彼も歪んだ愛情の持ち主ですね(笑)」と隠された設定を告白。それを聞いた水樹は、野島と神谷がカップルシートに座っていたなど、ふたりの仲の良さを暴露して、会場を大いに沸かせていた。

そして、『告白』(10)で注目され、『貞子3D』(公開中)や『Another アナザー』(8月4日公開)など、今後も出演作が相次ぐ期待の若手女優、橋本愛が声優に初挑戦。「声だけのお芝居をやって、新しい形に出会えた」と充実した表情で振り返り、「声の演技は難しくて、改めて声優さんを尊敬しました! また機会があればやってみたい」と声優業への意欲を見せた。さらに「戦闘シーンの大量の血、あそこが苦手で。もともと血なまぐさいのが苦手で、見る時に目をつぶったりしてしまった」と明かすと、水樹も苦笑い。「日常生活のシーンが安心できて、好きです」と彼女なりの見どころを教えてくれた。

また、最後には「冒頭10分は、二度、三度と見ると涙なしでは見られない」と野島が話し、「殯邸で過去に何があったのかを見せるシーンは、細かい仕掛けがたくさんある」と塩谷監督も答えるなど、リピートするほどに味わい深い作品であることをアピール! 水樹も「純粋な愛がいっぱい詰まっているので、愛の力を感じてください!」と力強いメッセージを送り、大盛況の舞台挨拶を締めくくった。声優陣の熱演、ハイクオリティの映像による壮絶アクションはまさに必見だ。是非ともスクリーンで、孤高の戦士・小夜の運命を見届けてもらいたい。【取材・文/成田おり枝】

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