防犯カメラに守られていれば安全?お金をおろすのが怖くなるATM|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
防犯カメラに守られていれば安全?お金をおろすのが怖くなるATM

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防犯カメラに守られていれば安全?お金をおろすのが怖くなるATM

ATM、言わずと知れた現金自動預払機で、銀行で窓口が閉まった後に使用したり、コンビニで手軽にお金をおろしたりと、便利さゆえに普段からよく使用している方が大半だろう。現金を扱うことから、防犯カメラも設置されており、安全な場所と思いきや、それを逆手になんて恐ろしいことを考える人がいたら?そんなまさかの状況に追い込まれた人々の姿を描くのが10月20日(土)より公開される『ATM』だ。

クリスマスパーティーの帰り、会社の同僚を家まで送る途中、ATMへ寄った3人の男女が、突然、ATMの外に現れた見知らぬ男の存在によって、そこから出られなくなり、恐ろしい出来事に遭遇するという本作。そもそも、駐車場のど真ん中に空調完備のATMがあるという、日本ではとてもありえないシチュエーションに驚かされてしまう。しかも、真冬で外はマイナス21℃の極寒だというところもすごいのだが。

本作が非常に興味深いのは、“密室ものに外れなし”という、エレベーターだったり、潜水艦だったり、もしくは傑作と言われる『CUBE』(98)のような作品に並ぶものになっているという。本作の場合、ガラス越しに見える謎の人物の恐怖というのもあるが、極限下に置かれた人々がお互いに疑念を抱き、言い争いを展開するというお決まりのシチュエーションスリラーに、ATMという新たなパターンを作り上げたのが素晴らしい。

本作の脚本を手がけたのは、棺桶に閉じ込められた男の物語を描いた『リミット』(10)のクリス・スパーリングなので、密室ものはお手のものだったに違いない。出演者たちは20日間中、18日間は夜間のATMで撮影を行ったのだとか。本作を見たら、ただ単にお金をおろすだけでも、慎重になるに違いない!?【トライワークス】

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