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希代の落語家・立川談志の1周忌を記念したドキュメンタリー映画が公開

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希代の落語家・立川談志の1周忌を記念したドキュメンタリー映画が公開

2011年11月21日、喉頭がんのため75歳でこの世を去った落語家・立川談志。現代的な感性で古典落語を解釈し直すスタイルで、天才と評されることもある落語家だ。そんな立川談志の1周忌を記念したドキュメンタリー『映画 立川談志』が、12月8日より先行上映、2013年1月12日(土)より全国公開される。

立川談志といえば、タブーをものともしない過激な毒舌で、いつも物議を醸していた人物として知られている。その破天荒な振る舞いから、落語界の内外に敵を作ることもしばしばだったとか。弟子からは「人格は最低だが芸は最高」と言われることもあったようだが、爆笑問題の太田光など、落語界の垣根を越えて彼を慕っていた後進も多い。また、人気長寿番組「笑点」の初代司会者として番組立ち上げに携わるなど、後世に大きな影響を与えている存在なのだ。

今回のドキュメンタリーには、彼が創始したイリュージョン落語の代名詞「やかん」(2005年10月12日、国立演芸場)や、十八番の一つとして知られる「芝浜」(2006年12月2日、三鷹市公会堂)といった落語演目のほか、柄本明のナレーションによる未公開のドキュメンタリー映像が収録されている。落語以外の言動が注目されてしまうことも多かった立川談志だが、彼がいかに真摯に落語と向き合っていたのか、よくわかる映像と言えるだろう。

立川談志の圧倒的な技量と、独自の人生哲学に触れることができる今回のドキュメンタリー。落語界に革新をもたらした男の生き様を、劇場でじっくりと堪能してほしい。【トライワークス】

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