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競馬ファンも必見!?日本競馬史に名を残す幻の名馬をモデルにした映画など未DVD化作品が上映

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競馬ファンも必見!?日本競馬史に名を残す幻の名馬をモデルにした映画など未DVD化作品が上映

第二次大戦中の1942年に設立され、日本映画の黄金期を支えた映画製作会社の大映。創立70周年を記念した特集上映「映画は大映」が、11月23日(祝)から12月21日(金)まで角川シネマ有楽町で開催される。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞、アカデミー賞最優秀外国語映画賞などに輝いた黒澤明の名作『羅生門』(50)や、怪獣映画の傑作『大怪獣ガメラ』(65)など、同社を代表する38本を上映するのだが、そのなかには未だDVD化されていない幻の名作と呼ばれるような作品もある。その1本が『幻の馬』(55)だ。

同作は日本競馬史に残る名馬として顕彰馬に選出され、東京競馬場にブロンズ像のあるトキノミノルをモデルにした物語。実はこのトキノミノルの馬主は大映の社長・永田雅一であり、10戦10勝で日本ダービーを制するものの、そのわずか17日後に破傷風で亡くなってしまった愛馬を偲んで製作されたというもの。タイトルになっている“幻の馬”とは、作家の吉屋信子が新聞に発表した追悼文の中の一節に由来するもので、競馬ファンからもそのように呼ばれている。

本作の他にも、5月に100歳で亡くなった新藤兼人が脚本を務めたホームドラマ『西城家の饗宴』(51)、フランク永井の曲で知られる『有楽町で逢いましょう』(58)、開業間もない東京タワーや当時の懐かしい東京を収めた『たそがれの東京タワー』(59)など、DVD化されておらず、見る機会の少ない貴重な作品が数多く上映される。

上映期間中は5作品以上見ると必ずプレゼントがもらえるスタンプラリーや、上映作品によってはさらなる入場者プレゼントなどもあるそうなので、この機会に古き良き日本映画に触れてみてはいかがだろうか。【トライワークス】

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