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伊藤英明も満足!『悪の教典』がローマでスタンディングオベーションを受ける

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伊藤英明も満足!『悪の教典』がローマでスタンディングオベーションを受ける

貴志祐介の同名小説を三池崇史監督、伊藤英明主演で映画化した『悪の教典』(公開中)が、日本公開に先駆け第7回ローマ国際映画祭のコンペティション部門でオープニング上映を飾った。

「クローズZERO」シリーズ、『十三人の刺客』(10)などを手掛け、世界でもその活躍が注目されている三池崇史監督の最新作である本作。海外の映画祭からのオファーも多かったという中、マルコ・ミューラー氏が新ディレクターに就任した第7回ローマ国際映画祭を選んだ形だ。

監督の三池崇史、主演の伊藤英明、そして生徒役を代表して水野絵梨奈がローマに赴き、ファンの声援に応えながら全長55mのレッドカーペットに登場。公式上映では、映画祭のメイン会場であるシノポリホールがおよそ1000人もの観客で埋め尽くされるほどの盛況ぶり。上映中は笑いが起こる場面も多々あり、上映終了後には4分半にも及ぶスタンディングオベーションが起きた。

伊藤は「今回の映画祭を楽しみにしていました。サイコキラーを演じることは本当に難しかったですが、監督に助けてもらいながら『蓮実』というキャラクターを作る作業は楽しくもありました。言葉も文化も違う国の映画なのに、みんなが楽しんでくれて自分も嬉しいです」と語り、三池は「(技術の進歩によって)この1、2年、自分がやっていて本当に楽しいと思えることができるようになり、映画の世界に生きている喜びを感じられるようになりました。本当に心のこもった拍手をいただくことができたので、ローマに来てよかったなと思います」と作品の出来と映画祭での感触に満足感を見せた。

生徒から絶大な人気を誇る高校教師が、自らの目的のために本性を表し、担任を受け持つクラスの生徒全員を大殺戮する姿を描く本作。「海猿」シリーズでのヒーロー像とは対照的な伊藤のダークな演技と、三池作品らしい迫力ある描写がローマでどのような評価を受けるか期待したい。【Movie Walker】

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