辛口記事を書いた記者が『ホビット』プレミア立ち入り禁止でピーター・ジャクソン監督が激怒！

『ホビット思いがけない冒険』(12月14日公開)のピーター・ジャクソン監督は、同作に関して辛口の記事を書いたジャーナリストの名前が、プレミア立ち入り禁止者のブラックリストに上がっていることを知り、激怒して配給会社に立ち入り禁止処分を撤回させたらしい。

ニュージーランド・ヘラルド紙によれば、禁止処分を受けていたのはラジオ・ニュージーランドのレポーター女性で、彼女は配給会社のPR担当から「多くのネガティブな記事を書いている」ことを理由に、プレミアへの立ち入りを禁止すると通達されたという。

「ピーターも(妻の)フランも、それを知ると激怒しました。いかなる映画の作り手やプロデューサー、スタジオも、このようなことはしないでしょう」と、ピーター・ジャクソン監督の製作会社WingNut Filmの代表は語っている。

ラジオ・ニュージーランドは、別の人物を送るのであれば、プレミア会場への立ち入り禁止を取り消すと言われたそうだが、あえてそうせず、ラジオ番組でこの問題を議論することにしたようだ。WingNut Filmは「我々は、これは非常に残念な誤りであったと思います。だからこそ、すぐに正されるように対処したのです」という声明を発表しており、ラジオ・ニュージーランドの代表は「我々はPR会社に仕えるためではなく、ニュージーランドの人々に仕えるために存在しているのです」と語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】