木下惠介作品未鑑賞者の77%が 「木下作品を見てみたい」と回答|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
木下惠介作品未鑑賞者の77%が 「木下作品を見てみたい」と回答

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木下惠介作品未鑑賞者の77%が 「木下作品を見てみたい」と回答

原恵一監督が初実写作品に挑み、木下惠介の実話を、『陸軍』(44)製作時のエピソードを回想形式で盛り込みながら描いた『はじまりのみち』(6月1日公開)。本作の公開に先駆け、女性を対象に行われた試写会上映後のアンケート調査から、81%が「泣けた」、「木下作品を見たことがない」と回答したうちの77%が「木下作品を見てみたい」と回答。本作が、木下作品への興味を喚起したことがうかがえる結果となった。

本作で、もっとも印象に残った人物には、56%が濱田岳演じる便利屋を挙げ、「キャラクターが濃く、インパクトがあったから」、「演技がうまかった、特にカレーライスのシーン」、「映画の良いスパイスになっていた」など、濱田の演技に高評価の声が集まった。また、本作で木下惠介の母・たまを演じた田中裕子には「母の愛情と強さに胸打った」、「画面に映るだけで言葉無くても泣けました」、「木下惠介を育てあげたのは母の愛だと思った」など、年代問わず、幅広い層の女性から共感を得ていた。もちろん主人公の木下惠介を演じた加瀬亮にも「木下監督そのもの」、「母と息子の絆が素敵だった」と絶賛の声があがり、観客の心をつかんだ様子だ。

81%が「本作を人にすすめたい」と回答し、その理由として、「家族がいる温かみがわかるから」、「両親に見せたい」、「人の気持ちを大切にすることの根本が描かれている気がする」、「木下監督ファンには是非!このうえないオマージュ作品」などという意見が寄せられた。是非とも本作を、親子の絆について考えたり、木下作品を見る機会にしてほしい。【Movie Walker】

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