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まるで楽器演奏!?“タイプライター早打ち大会”の指さばきがスゴイ

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まるで楽器演奏!?“タイプライター早打ち大会”の指さばきがスゴイ

動画共有サイトやネット掲示板で度々話題になるタイピングの速度。パソコンが身近な存在になった現在、速く、正確なタイピングは誰もが手に入れたい能力の一つといえるだろう。だが、60年前のフランスでもタイピング能力に注目が集まっていたことをご存じだろうか?当時の様子を描いた映画『タイピスト!』(8月17日公開)から、実際に行われていたという“早打ち大会”の映像が公開された。

1950年代、高度成長期を迎えたフランスでは、タイプライターの早打ちは重要な武器の一つ。本作は、憧れの上司による鬼の特訓に耐え、ドジな田舎娘がタイプの早打ちを習得し、世界一を目指す物語だ。今回公開されたのは当時のフランスで一大競技だった“タイプライター早打ち大会”の地方大会を描くワンシーン。ミスが許されないこの競技で、一心不乱に文字を打ち続ける女性タイピストたちからは、並々ならぬ緊張感と殺気が感じられる。

世界大会優勝を目指す主人公ローズは打法の矯正、ピアノレッスン、ジョギング、心理戦の訓練など、タイピングを上達させるため、あらゆるトレーニングに挑戦する。ローズを演じるベルギー出身の若手女優デボラ・フランソワも、役作りのために1日2~3時間、3か月間のタイプ練習に取り組み、早さに磨きをかけたという。ハードな特訓をこなし、大会を勝ち上がっていくデボラの早打ちは圧巻で、まるで楽器を奏でているかのような華麗なタイピングには思わず目を奪われてしまう。

タイピングにスポットを当てた『タイピスト!』は、『アーティスト』(11)、『最強のふたり』(11)と、ここ最近好調なフランス映画に現れた異色コメディ。興奮必至の早打ちバトルの様子をぜひ劇場で確認してほしい!【トライワークス】


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